78.さあ、行こう留学だ![2001年12月6日発行]<第78話 お世話になりました(その2)>

2001年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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   発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ……. 『おかあ』『まんま』『あほう』
★ さあ、行こう留学だ! ……. 第78話 お世話になりました(その2)
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【著者から】
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皆さん、こんにちは!

今、以前買って長らく読んでいなかった本を読んでいます。
ご存知の方も多いと思いますが、あの住専回収機構の社長をやっていた
弁護士の中坊公平さんの書いた「罪なくして罰せず」です。

その中に、森永砒素ミルク中毒事件の弁護をしたときの話が載っていま
した。被害者の母親との会話があまりにもショックで、悲しかったので
引用させてもらいます。

中坊さんが、17歳で亡くなった息子の看病をした母親に「この17年間で
一番悲しかったこと、嫌なことは、いったい何だってしょうか」と尋ね
たときの言葉です。

『…..先生、あの子は生涯、「おかあ」と「まんま」と「あほう」の
三つの言葉しか言えませんでした。「おかあ」と「まんま」は、知能
の遅れているあの子がなんとか生きていくためにと思って、私が必死
で教え込みました。けれど、「あほう」という言葉は、私は一度も口
にしたことがない。世間の人たちがあの子にそんなひどい言葉を何度
も何度も投げつけたんです。私は、そういう世間が憎い。憎くて憎く
て、たまりません…..』

…..、なんとコメントしてよいか分かりません。

後遺症で発作を繰り返しているわが子を、17年間も懸命に看病した母親
の気持ちを思うと、涙が止まりませんでした。そして、それと同時にこ
の母親が言っている「世間」に自分も属していると思うと、殺伐とした
自分自身の心に、何かいけない….と感じるものがありました。

口先だけの優しさではなく、もっと奥底の何かを、もっとしっかり育む
ことが、今の私たちには必要ではないでしょうか?….
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【さあ、行こう留学だ!】
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<第78話 お世話になりました(その2)>

結局、私は『押しかけ』状態でしたが学校のあった南部のジョージア州
から、West Coastのロサンゼルスへと行き、夏休みの間の寝床と、アル
バイトを獲得しました。(f^^;)

ちなみに、アルバイトの内容はオレンジの「貝殻虫」取りでした。
貝殻虫ってご存知ですか?オレンジの表面にある窪みに張り付いている、
直径1mm程度の茶色の貝殻みたいな虫のことをいいます。虫とは言っ
ても動いたりはしません。単にジ~とそのオレンジに寄生しているので
す。話によれば、この貝殻虫がついていると、日本は輸入を許可しない
らしく、日本から観光で訪れる人達がカリフォルニアの太陽を浴びたフ
レッシュなオレンジをダンボール箱でお土産にする際にはその貝殻虫が
ついていない状態でなければいけない….とのことです。

取り方は簡単で、オレンジを360度ぐるりと見渡し、靴磨きのブラシ
でその貝殻虫をかき取るだけです。ただ、むやみにオレンジを靴を磨く
ようにごしごしすると、表面の「バセリン」がはげてしまい、オレンジ
の表面が萎んでしまうので、適度な『技』が必要になります。残念なが
ら、私はその技の習得までには行きませんでしたが、その会社の社長さ
んは見事にサッサとこなしていたのを覚えています。

アルバイトをさせてもらって、文句は言えないのですが、毎日、毎日事
務所の倉庫で一人黙々とFMラジオを聞きながらオレンジのダンボール
箱と奮闘するのは、結構かったるかったです。一応、働いて手に入れた
お金は、親に仕送りしてもらったお金とは違い、比較的気楽に使えたの
で、学校に戻ってから数ヶ月は普段よりちょっと大目にお小遣いが使え、
嬉しかったです。
さて続いて、翌年Junior(大学3年生)になる前の夏休みのお話です。

数回前のメルマガに、両親が私に合いにアメリカまで来たことを書きま
したが、その際に観光を兼ねてニューヨークへと足を伸ばしました。た
またま、父親が働いていた会社の社長がアメリカに系列会社を持ってい
たため、その方にお会いする目的も父としてはあったようです。

ニューヨークでは、その方の案内でマンハッタンを一日観光させて頂き
ました。私が留学中であることを知って、その方は名刺をくれ、「何か
あったら連絡を下さい」と親切に言葉を掛けて下さいました。

両親が帰国してから、私はその名刺の住所宛に丁寧なお礼状を書きまし
た。すると、しばらくしてから、その方からご返事があり「ニューヨー
クへ来ることがあったら、私は退職するので、息子のやっている会社の
方に連絡をしなさい....」と息子さんの会社の名刺を同封して頂き
ました。旅行代理店の社長さんをやられていました。

一般的に、『何かあったら連絡を….』なんて言葉は一種の「御挨拶」
みたいなもので、通常誰も連絡をしないと思うのですが、学生の私はそ
の『言葉』をそのまままともに受取りました。(^^;)

その手紙を頂いてから、ちょうど一年後、私はその方に手紙を書きました。

中身は、この手紙が着く頃には、ニューヨークへたどり着いている頃な
ので、宜しくお願いしますという内容.....。(^^;)

今考えてみれば、どうしようもない手紙であります。(f^^;)
一応、懇切丁寧に文章を書きましたが、相手の立場や状況も考えず、
一度あっただけの人に「これから行くので待ってろ!」と言ってるの
と同じですからね….。

当時運転していた1200ccの中古のカローラを飛ばして、私は一路ジョー
ジアからニューヨークへと突っ走って行きました。何時間運転したのか
あまり記憶にありませんが、朝早く出発して、夜中に到着できるくらい
だったと思います。私が知っている相手の住所は、名刺に載っている会
社だけです。ですから、夜中に行っても誰もいません。そのため、マン
ハッタンの夜景が見える直前の住宅街に車を停めて、一夜車で過ごしま
した。

翌朝6時ごろその住宅街を出発し、摩天楼の輝くマンハッタンを目指し
ました。とにかく、ニューヨークなんて大都会を車で走るなんて経験が
なかったので、恐る恐るニュージャージーの海底トンネルをくぐりまし
た。グレーハウンドのバス停の横をゆっくり進みながら、周りを見回し
たとき、路上で寝ている浮浪者(ホームレス)を何人か見かけたのが、
非常に強く私の印象として残っています。

ちなみに、私は浮浪者の人達を見るときに、自分と何が違うのか?と自
問します。怠惰な自分と何が違うのかと考えると、確かに「今」は働い
ているが、いつ同じ境遇に陥ってしまうか分からない。不安な気持ちに
なるのと同時に「凛としなくては!」と思ったりします。

さてさて、その人の名刺を片手にマンハッタンの五番街を進みました。
近くまで来たことを確認して車を立体駐車場に停め、一路巨大なオフィ
ースビルの中へ。昨日からの運転でクラクラしていましたが、その事務
所(旅行代理店)の扉を叩きました。
<続く>

それじゃ、また!

クリスタル
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