82.さあ、行こう留学だ![2002年1月24日発行]<第82話 お世話になりました(その6)>

2002年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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   発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ……. 懺悔の気持ち
★ さあ、行こう留学だ! ……. 第82話 お世話になりました(その6)
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【著者から】
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皆さん、こんにちは!

今回のエピソードは、私の恥ずかしい話であるとともに、かなり
辛い思い出です。お世話になった人たちへの裏切り行為だったか
らです。

ちょっとした「嘘」が、どれだけ罪なことだったのか….。

私の留学生時代の苦い思い出です。
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【さあ、行こう留学だ!】
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<第82話 お世話になりました(その6)>

今回は、少し懺悔の気持ちも込めて書きたいと思う。

それは、前回まで書いたニューヨークでの様子を伝える前に書
くべきことだったかもしれない。とても反省しなければいけな
いことだ。

長期の夏休みや冬休みのときだけでなく、私は学期中もウエー
ターのアルバイトをして生計を立てていたことは何度か書いた。
アルバイト先では(自分で書くのもなんだが)、それなりに一
生懸命頑張ったこともあり、私はオーナーや他のウエートレス
からも結構好かれていた。

ウエートレスのほとんどが、米軍の軍人と結婚している韓国出
身のお姉さんたち(さすがに年齢は聞いてなかったが、私より
5~10歳くらい離れていたのだと思う)で、本当にかわいが
ってもらった。

彼女らは、私が留学中で食事に困っていることを知っていたの
で、大きなビンに「自家製の白菜キムチ」をくれたりした。

熱いご飯を炊いて、もらった白菜キムチをほうばる。
韓国の人が作ったキムチなので、ちょっと日本人には辛すぎだ
が、お醤油をちょっとたらすだけで、結構甘味がでて、本当に
おいしかった。あの頃を思い出すとちょっと懐かしかったりす
る。

私は、夏休みにニューヨークへ行くことに決めていた。
しかし、レストランの人たちにはいつも世話になっている上、
最も忙しい夏のシーズンにレストランを休むことになるため、
気がとがめてそのことを話し出せなかった。

それに、忙しい時期に勝手に辞めて、帰ってきたときにまた継
続してアルバイトをさせてくれるかどうか分からない….、と
いった不安もあって、どうして説明してよいやらわからず何も
言えずに時ばかりが過ぎた。

そうこうしているうちに、ニューヨーク出発の一週間前になっ
てしまった。早く言えば良かったものを、今となってはもっと
言い出しずらい。

ず~と、「なんとか丸く納めたい」と考えていた私は嘘を言う
ことにした。お釈迦様も言っているじゃないか、『嘘も方便だ
って…..』と心の中で自分を納得させながら、お店のマネージ
ャーにこう言ってしまったのだ。

>>昨夜、母親から電話があり、父が急に入院した。
>>それに病状があまり良くなく、母親は取り乱していてる。
>>なるべく早く日本に帰国しなくてはならない。…..と

なんと罪深いことを言ってしまったことか、自分の親を危篤に
してしまったのだ。

私は心の中で、

「これなら夏休みの間レストランを休むことに対して文句は言
われないだろう。それに、突然のことでも理由がつく。
また、戻ってときにもレストランで再度雇ってくれるに違
いない。そうさ、戻ってくるときには、父親の病気は良くな
ったと言えばすむじゃないか…..。」

と、自分のついた嘘とはいえ、落ち着かない気持ちを納得させ
るために、私は心の中で何度も何度もこのどうしようもない
『言い訳』を繰り返していた。

気の良いマネージャーは、「それじゃ、なるべく早く帰国した
方がいい」と、予想通りの返事をしてくれた。そして、この話
はお店のオーナーとウエートレス全員に伝えられた。

普段から、私の体調のことを気遣ってくれた韓国のお姉さんた
ちは、私が気落ちしないようにと、とっても気を使ってくれた。
突然私が休むようになると、家族と過ごせる折角の楽しい夏を
私の抜けた分もレストランで働かなければならないのに….。

「きっと大丈夫だよ。」と言われる度に、胸が締め付けられる
思いだった。

私は、自分の付いた嘘が、こんなにまで多くの人の心をもてあ
そんでしまっていることに、申し訳ない気持ちで一杯になって
しまった。安直な私には、こうなるなんて予測できなかった。

なんと申し訳ない嘘をついたことか…..。自責の念のため、ア
ルバイト中私はとても暗い顔をしていた。すると、周りのウエ
ートレスたちは、私が父親の病気のことでよっぽど心配してい
るのだろうと勘違いし、さらに私を労わってくれた….。

そして、出発の前日。

いつものようにアルバイトをしてから私は、「それじゃ、日本
に帰ります」と挨拶した。すると、なんとウエートレスのお姉
さんたちが、一人あたり$20を集めてくれて、私に餞別とし
てくれたのだ。$20といったらその日の稼ぎのほとんどだっ
た。

………受け取れない。

しかし、彼女達は強引に私のポケットにそのお金を突っ込み、
「早くお父さんが良くなるといいね。」と私を励ましてくれた。

言うまでもない、私は最低の男だった。
反省しても、そんなことでは許されるはずもない。人の心をも
てあそんでしまったのだから….。

これは私が背負った十字架の一つだと思っている。
絶対に消えない最低の嘘、思い出すたびに反省する。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、….。
P.S.
今回は皆さんに気分の悪い思いをさせてしまったかもしれま
せん。でも、正直な気持ちを書いたつもりだので、許してくだ
さいね。

それじゃ、また!

クリスタル
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