コラム

第2回「Global force circle」勉強会『NTTデータさまご講演』「多国籍体制の組織づくり~M&Aで獲得した海外人材の活用」

勉強会・セミナー等 2016年

日時 : 2016年1月21日(木) 14:00-16:00
場所 : 星陵会館    会議室F (1階)     東京都千代田区永田町2丁目16−2
テーマ: 多国籍体制の組織づくり~M&Aで獲得した海外人材の活用

第二回勉強会では、日本を代表する企業『NTTデータ』さまにお話を伺いました。

(人事部 兼 グローバル事業本部 グローバルHR担当部長の田中一郎さま)

NTTデータさまは10年ほど前から『戦略的M&Aによるグローバル競争力の強化』を行い、Revere(米)、Cirquent(独)、itelligence(独)、Keane(米)、Value Team(伊)、everis(西)の買収しており、現在は全世界に5拠点のグローバル体制を築き上げております。

また、2009年には世界経済フォーラム(ダボス会議)で「Global 100 最も持続可能な世界の100社」に選出され、2012年にはダイバーシティ経営企業100選を受賞されています。

その過程において、積極的にM&A先の企業と一緒になってNTTデータグループとしての企業文化を構築する努力を行っていること、またまだ道半ばだが、これからも日本人とglobalforceで様々な努力を行いながら、グループ全体としての価値を高めるための努力をしていくとのお話を伺いました。

またご出席の企業さまから多くの質疑応答があり、具体的な対応策に関してもお話を伺うことができました。

そして、当研究所からの発表では、

「30分間で外国人とコミュニケーションができる”英語もどき」

​globalforceと話すことができないために、後ずさりしてしまう日本人の悪い癖をなくすために、現場主義の『英語のような言葉』を利用することで、コミュニケーションを促す技法を説明しました。

日本人のほとんどは「英語が不得意」だと思い込んでいます。ところが、私たちは中学校で3年、高校でも3年、英語を学んでいます。大学時代も含めれば10年間も勉強しているのに、なぜかできないと思い込んでいる。

香港で関西のおばちゃんが、「高っかいわな~、3個じゃなく、4個でこの金額に負けて~な!」と日本語で交渉をしている姿を見たことがあります。(f^^;)

この姿勢が大切です。英語であっても躊躇せずに、こちらの意思を伝える気持ちを持つこと。そのための英語が苦手な人向け、使える”英語もどきコミュニケーション”の方法を解説致します。一度でも、相手に意思が「通じた!」と感じることができると、後は意外にスムーズだったりします。

皆様、異文化コミュニケーションの「足掛かり」を掴んで頂けたようです。