8.さあ、行こう留学だ![1999年11月25日 発行]<第8話「アメリカが世界一だから」>

1999年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


 

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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ………….. アルバイトに関して
★ さあ、行こう留学だ! ………….. 第8話「アメリカが世界一だから」
★ ご質問コーナー    ………….. ワーキングホリデー
★ お知らせ       ………….. 風邪に気をつけましょうね!

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【著者から】
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前回の「第7話 ご禁制のバイト」を載せたところ、読者の方からあるメール
を頂きました。違法なのだから、アルバイトを勧めるような文章は掲載すべき
ではない…。という趣旨です。

以前同様のメールを頂き、それに返事を書かせて頂きましたが、あるがままの
留学を紹介するのがこのメールマガジンの趣旨でもあります。また、事実を紹
介することと、隠すことのどちらを選ぶかというと、私は初めの方を選択した
いと思っています。それに、留学を目指す人たちが、人の情報だけに左右され
ない「自己」を持ってくれることを望んでいます。その辺、ご理解頂けるとあ
りがたいです。

それに、「電波少年」などで、アルバイトをしながらヒッチハイクをして外国
を旅するなんていうことさえ、違法行為。ヒッチハイクを禁止しているところ
でさえあるくらいです。

これからの世界は、自分で適切な判断基準を持つべきだと思っています。
その判断は、それぞれにお任せしたいと思っています。

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【さあ、行こう留学だ!】
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<第8話 「アメリカが世界一だから」>

アメリカ人は意外に田舎ものだ。他の章でも説明するけど、唯我独尊と
言おうか、中華思想と言おうか、大国意識っていうのがある。たしかに、
アメリカは経済力にしても政治力にしても、ダントツだ。でも、謙虚さ
がほしいよね。

人間だって、国だって同じ。力のあるものは、その力におぼれずに、横
暴にならないようにしなければいけない。

生活のためのアルバイトで、中華レストランでウエイターをしていたと
き、故意にしてくれる老夫婦がいた。彼らは、元先生だったとのことで、
当時は退職して裕福とは行かないまでも悠悠自適な生活をしている様子
だった。彼らは、週に一度必ず私の働いていたレストランを訪れ、私の
ことを指名してくれた。チップはそんなに多くなかったけど、やはり私
のサービスを気に入ってくれたのはそれなりに嬉しかった。

毎回事前に電話を掛けてきて、いつものテーブルを予約。いつもと同じ
時間にご夫婦で来店してくれた。私は学校の話しや、日本の話しをして
彼らの食事の話題作りをし、ときに他のテーブルのことを忘れるくらい
会話を楽しんでいた。私の生活がこのバイトに掛かっていることを知っ
た彼らは、いろいろなことを気遣ってくれたので、ありがたかった。

ある日、ご主人が私に向かって「何でアメリカに勉強に来たんだい?」
と質問をしてきたことがある。私は、『外国の文化に触れたかったし、
コンピュータもアメリカの方が進歩していると思ったし、そして最大の
理由は英語を勉強するため、…』とか説明するつもりで、口を開けよう
とした瞬間、奥さんの方がご主人に向かってこう言っていた。

「あなた、それはもちろん、アメリカが世界一だからよ。」

ぼくは、ちょっと驚いてしまった。
たしかにこの地球上でアメリカが一番の国であることは認めざるをえな
い事実かもしれないけど、アメリカの片田舎の街の御年寄りからこんな
言葉が出てくるなんて信じられない思いだった。

奥さんに、そう言われてしまっては返す言葉がなく、その場はニコニコ
して過ごしたけど、ちょっと気分が悪かった。このあたり、アメリカ人
の傲慢さが出ているな~と感じた。基本的にアメリカ人はこの感性を持
っていると私は思っている。そういうその国の価値観、考え方を感じる
ことも、留学のメリットだ。

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海外に出ると、日本にいるときには意識しなかった、長い歴史を背景と
した「文化」が自分自身に根付いていることに気がつく。何気なく交わ
す挨拶でも、相手に敬意を示しちょっと会釈するなんていうのは、日本
の文化だろう。始めのうちはアメリカ的に元気よく「ハイ!」と目を見
つめて挨拶ができなくて苦労したりするものだ。

私はたいしたこともしていなかったのに、ホームステイさせてもらった
家のおじさんや、おばさんからも、「日本人は礼儀正しい」とよく誉め
られたものだ。

道端に平気でタバコの吸殻を捨てたり、平気で自然を壊したりする国民性
だったりするのに、なぜかしら自然と調和したイメージを日本人に対して
アメリカの人は持っているようだし、また、日本人は礼儀正しいと思われ
ている。

私も含めて、現代の普通の日本人は、それほど礼儀正しいとも思えないけ
ど、きっと、先人の日本人が築いたイメージがそういうありがたい「遺産」
を残してくれたのだと思ったりする。そして、そう言われてみると、なる
ほど自分でも気がつかないところで「文化」が染み付いていると感じること
がある。自分自身を知ることが出きるのも、留学のメリットかもしれない。

ちなみに、海外では大家さんは日本人に家を貸したがるそうだ。理由は、比
較的綺麗に家を使ってくれることと、家具を丁寧に扱ってくれるからだそう
だ。参考まで…。

文化は、ちょっとやそっとの年月でできるものではないから、アメリカの
ように数百年前には存在しなかった国には、日本人が持っているような、
生活に染み込んだ「文化」なんてないのだろう。だから、彼らからすると、
日本のように、千年単位での歴史を持った国や文化に対して、一種の憧れ
があるようだ。

アメリカ人と会話すると、ときどき「出身はドイツだ。」とか、「スコッ
トランドだ。」とか説明する人に出合う。もちろん、彼らの祖父らが、ア
メリカに移民してくる前のことを言っているのだけど、自分に流れている
血がどこの「出身」かということが、それなりに意味を持っているところ
をみると、アメリカの歴史の浅さにちょっとした寂しさを持っているよう
だ。だから、日本人たる私たちは、自分の受け継いている文化に感謝し、
自信をもたなければならないと感じる。

私自身、その「自信」を持っていたから、老夫婦の奥さんが「アメリカが
一番だから」と平気で言いきる様子が、腹立たしくはあったけど、ちょっ
と哀れにも思えてしまった。

アメリカは未だに人種差別が残っている国だ。その国で、英語もまともに
出来ずにいる日本人留学生は、やはりときに馬鹿にされたり、差別を感じ
ることがあったりする。でも、自分の親も、その親も、またまたその親も、
すべてこの島国ニッポンで育ってきて、素晴らしい文化を受け継いで来た
のだから、私たち世代も自信を持っていいんだと思う。受け継いできた
文化という財産を大切に感じることができれば、留学で手に入れてほしい
大切な価値観の一つを手に入れたと思う。

国際社会なんて、一皮むけば「弱肉強食」の非常な世界だ。ビジネスの世
界でも実は同じ。外国の人とやり取りすると、偏見や傲慢さを感じる場面
も結構ある。でも、どんなときにも最後の砦になるのは、心の中にある「
文化」だ。

誇りを持とうぜ!ニッポン人。
(^^)v
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【ご質問コーナー】
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<   いつも、たくさんのご質問ありがとうございます!m(._.)m   >
<   こちらで、ご紹介できないご質問は、随時「臨時増刊号」を   >
<   発行して参ります。また、メールを頂いてもご返事が遅れる   >
<   場合がありますが、ご容赦下さい。              >

■□ ご質問 □■

初めまして。高校2年生ですが、進学としてオーストラリア留学
したいと思ってます。ワーキングホリデーとはどんなものでしょうか。
ぜひ、教えてください。それと大学留学には、英語力が必要ですが、
やっぱり語学学校とか行ってから大学に行くべきでしょうか。
乱文ですいません。
■□ ご返事 □■

cbiさん、コンニチハ!
オーストラリアは、ワーキングホリデーってあるのですよね~。
マレーシアの華僑の友人の友達が、そのシステムを使ったらしいのです
が、お金を貯めて帰ってきたらしいです。(^^)

基本的に、アメリカなどでは、学生の身分だと一般的には仕事をするこ
と自体が、違法になるのですが、オーストラリアやカナダなどでは、労
働学生(?)も認めてくれるシステムです。

大学留学には、英語力が必要か?
という質問に対しては、「ナチュラルにコミュニケーションをとることが
できれば、それに超したことはないですよね~」位ですか(f^^;)
つまり、レベルによりけりですが、全く出来ないならば無理ですが、日本
の高校を卒業した人なら、「やる気」さえあれば、なんとかなります!!
(キッパリ)

語学学校に行って勉強することはとてもいいことですが、わざわざ行かな
くても、その分のお金を使って、長く現地に滞在した方が、はるかに価値
があると思いますよ。

もちろん、初めから大学のクラスについていけるなんて甘いもんではない
ですが、半年間のリハビリで、なんとか雰囲気はつかめます。クラスの取
り方(あまり英語のできない人用…私がそうでしたから(^^;))について
のアドバイスは、いずれメールマガジンで取り上げる予定なので、それを
参考にしてもらえればと思います。

文部省に文句が言いたいのですけど、なんで日本人は英語が出来ないと
感じさせる教育をしたのでしょうね?できないではなくて、使う機会がな
いだけなのに…。

今は、インターネットという素晴らしいツールがあるので、いろいろな情
報にアクセスして、自分なりのイメージをつかんでから留学をしてくださ
いね。(^^)
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【お知らせ】
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風邪が流行っています。
私も、結核かと思うほど、ゴホゴホと咳が出たり、痰がからんでいます。(^^;)

うがいを忘れずに、よく食べて、よく寝て、水をたくさん飲んで、風邪をふき
とばしましょうね!

みなさん、気をつけてくださいね。ゴホゴホゴホ…。

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★ 留学経験者(留学中)の皆さんへ
あなたの、とっておきの「エピソード」をお待ちしています。
★ 留学に興味のある皆さんへ
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★ ご意見のある方へ
お手柔らかに…..(^^;)
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◇ メールマガジン『さあ、行こう留学だ!』    配信総数:990
◆ 発行日 :1999年11月25日 週刊(毎週木曜日発行)
◇ 編集発行:クリスタル島崎 mailto:crystal.shimazaki@nifty.ne.jp
◆ Copyright(C)1999 crystal_SHIMAZAKI All rights reserved.
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