11.さあ、行こう留学だ![1999年12月16日発行]<第11話 インチき!>

1999年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


 

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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ………….. 今回は力(リキ)入れましたヨ
★ さあ、行こう留学だ! ………….. 第11話 インチき!
★ ご質問コーナー    ………….. 学費は安くなるのですか?
★ 英語の表現コーナー  ………….. The only way…..
★ お知らせ       ………….. HPにコンセプトアップ!

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【著者から】
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最近、ちょっと留学中のエピソードばかりを書いたので、今回はちょっと
リキを入れて、留学当初の勉強の仕方を書いてみました。私のような出来
の悪い学生には、非常に役に立つ方法なので、英語に自信のない人は、是
非試してください。(ちょっと、長くなってしまいましたが….)

折角の留学ですからね。徹底的に活用しましょう!(^^)v

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【さあ、行こう留学だ!】
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<第11話 インチき!>

日本人は、理数系の科目が得意だと言われているけど、留学先の大学で
数学のクラスを取るとその意味がわかる。なんせ、「数学の初歩」のク
ラスなんかだと、なんと大学の教科書に、二桁の掛け算の問題が載って
いたりするから、本当に目を丸くする。

しかし、これは言葉が不自由な留学生にとって天の恵み。数学を勉強す
る目的としてではなく、英語に慣れるためのクラスとして使うといい。
もちろん、単位も簡単に取れるから、後々のGPAのためにも、しっか
りとAを取ろう。このときに、気を抜いてしまうと、後々大変なことに
なるからね。

「留学くずれ」と呼ばれているほとんどが、この時期に気を抜いてしま
っている連中だ。それは、この時期に英語の勉強をせずに楽だからと遊
び呆けてしまい、後々のクラスに着いて行けなくなうからだ。

私も、仕方なしに学校を辞めてしまった何人かを知っている。この時期
にしか「時間的余裕」がないのに、始めから留学生活(遊学生活?)を
エンジョイしすぎてしまうと、あの有名な「アリとキリギリス」の物語
状態になってしまう。こんなことを書いているぼくも、実はこの「留学
くずれ」寸前の状態にまで陥ってしまったことがあるからこそ、このこ
とを強くアドバイスしたい、絶対に忘れないでほしい。

初期の頃に大切なことを吸収せずに、その先の学期で受ける「本番」の
授業にアタックすると、その授業の速さに後々苦しむことになるだろう。
数十ページにも及ぶテキストを「明日までに読んでくるように」と言わ
れると、本当に目の回る思いがする。日本語でさえきっと読むのが難し
いであろう内容を、英語でやるわけだから、そりゃ、どうしようもない。
努力しようと思っても、集中力が持続しない。すると、翌日のクラスは
何をやっているのかよく分からない、これが繰り返されて段々泥沼化し
ていく。そして最後には「身を滅ぼしてしまう」というわけだ。

それでは、楽なクラスの時に何を吸収するかだ。
1. 先生とのコミュニケーションの取り方
2. 質問の仕方
3. 授業の雰囲気
4. 生きた英語の使い方
だ。たぶん、この程度なら「当たり前じゃん!」と感じていると思うけ
ど、やってみると意外に難しい。そこで、ここでは効率の良い習得術を
教えたいと思う。

それは、「既に理解している内容を質問に行く」ことだ。
クラスが終わってから先生のところに行き、「先生に質問があるので、
先生のオフィースに訪問したい。いつがいいか教えてくれ。」と聞き、
アポイントをとる。そして、120%理解している内容を事前に選び、先
生に「これは、こういう考え方でいいのか?」と質問するんだ。

先生の方は、君にだけの時間を取ってくれるので、じっくり「先生との
コミュニケーションの取り方」を学べる。すでに、質問の解答は既に知
っているのだから、こちらも余裕を持って会話が出きるので、英語力ア
ップにはとても役に立つ。
また、論理建て会話する練習にもなるのでお勧めだ。

当時のことを振り返ると、先生と「1対1」コミュニケーションした経験
が、外国人との交渉に会社に入ってからどれだけ役に立ったかわからな
い。先生の目、表情をじっくり観察し、自分の英語がどの程度まで相手
に伝わっているのか、どう説明すれば相手に理解してもらえるかをトレ
ーニングできるからね。

さらに、先生が説明してくれる内容をよく聞くことで、英語的表現方法
(生きた英語の使い方)を学ぶことができる。これも、すでにどんなこ
とを相手が言って来るのか想定できるからこそ持てる「余裕」からくる
から、是非これを折を見て試してほしい。

始めのころには、単に”I don’t understand.”という質問だけでも十分だ
けど、少しずつ、自分なりに表現方法を工夫することで「質問の仕方」
が学べるし、上達が速い。質問する内容を「自分ではこう理解している
が、ちょっと自信がないので教えてほしい。」と言って、先生の表現に
手を加えて「自分の表現」に直し、先生に質問すると勉強になる。

しかし、ここで覚悟しなければならないことが一つある。
それは、初期の頃は「何を言っても先生に理解してもらえないだろう」
ってことだ。本来120%理解している内容だから、絶対に問題ないはずな
のだけど、英語力がプアーなためにそれがうまくできない。結構、これ
が苦痛なんだ。

しかし、めげてはいけない。
「俺の英語が理解できない先生が悪い!」と強気で行こう!
そして、何度もゆっくりと自分の言いたいことを順序だって説明してみ
よう。先生も君のことを理解しようと努力してくれるはずだ、だって先
生の給料は、君の学費から出いるからのだからね。

そんなこんなを繰り返している内に、なんとかなっていくものだから、
何度も落ち込みながらトライしてみよう。クラスでは目を皿のようにし
て、耳はダンボにし、授業が終わってからは、先生に英語力向上のヘル
プをしてもらう。折角自分に多額の投資をしているのだから、リターン
も大きくしよう!

しかし、世の中皮肉なもの。
君がそんな英語の苦しみを味わいながら頑張っているなんて誰も知らな
いから、数学のクラスでは常にトップの成績でいる君に、時折他のクラ
スメートがひがんだりする。「あいつ、言葉もろくに出来ないくせに、
なんで数学だけはあんなにできるんだ!」と、結構露骨に陰口をきく連
中もいたりする。そんなときには、「これ、中学校のときに既に勉強し
ているから。」って言ってやろう。彼らは何でだ?とばかり「キョトン」
とした顔をするからね。

ぼくたち日本人からすると、外国=アメリカに近いイメージあるし、外
国語=英語だと信じているお年寄りだってたくさんいる。最近はやりの
グローバル化という言葉の裏側には、「アメリカ化」を示している傾向
が感じられるくらい。そのためか、アメリカ人はよっぽど「国際派!」
と思われがちだけど、実際には意外にも「いなかっぺ」だったりする。
聞いてみると分かるけど、パスポートだって意外に持っていない。

日本だと、大学在学中に卒業旅行や、バイトをして貯めたお金で海外旅
行をする人がほとんどなのに、アメリカの大学生はあまり海外に出ない。
ひどいのになると、自分の州の外に出たことがない人だってたくさんい
る。それなのに、一種の中華思想的なものがあって、アメリカは世界一
の国だから、自分達も「世界一の国民」なんだと勘違いしてしまってい
る人もたくさんいるのも事実。

だから、大学で勉強している内容を目の前の東洋人が「中学校で既に勉
強している」と言われても理解できないらしく、ハトに豆鉄砲状態で、
キョトンとしてしまうのだろう。たぶん、彼らからすると「俺がこんな
に苦労しているのに、中学校で勉強した?なんのこっちゃ?」ってとこ
ろなんだろう。

たまたま、ぼくの取った物理の先生が韓国人だったことがあって、一度
カフェテリアで話しをしたことがあったのだけど、そのとき先生が「韓
国や日本はすでにこんなことは勉強済みだからね~、退屈だろう?」な
んて話してくれたのを記憶している。
そんな状況だから、常に試験で100点は当たり前。そして、それを見てい
るクラスのアメリカ人はプライドが傷つけられてしまう。気分が悪くな
るのもうなずけなくはない。

ある日、メートル法の話があり、先生がインチからメートルへの換算に
関して説明してくれた。でも、今までなれ親しだ単位が変わるなんて理
解できない人がたくさんいたらしく、「なんでアメリカの使っている単
位のインチを世界標準にしないんだ!」とばかり、理解できないことを
棚に上げて、先生に噛みついたていたりした。

実は、昔々アメリカも一度、国際標準のメートル法に則り、インチを廃
止しようと試みた経験があったのだけど、やっぱりこのクラスの生徒と
同様に、「単位が変わる、なんのこっちゃ?」とばかり多くの理解でき
ない国民の猛反対の結果、世界の動きに付いていくことが出来ず、断念
したことがあった。しかし、そのあたりは先生は説明せずに、いいかげ
んに「アメリカでは、そんなに使わないから、心配いらない。」とよく
分からない返事をして言い逃れしていた。

そして、その日の最後に理解度テスト(クイズ)を行ったところ、もち
ろんぼくはいつものように100点。しかし、なんとクラスの半分くらいの
人は、落第点となってしまっていた。さすがに、この事態には先生も生
徒達も愕然としたらしく、ぼくへの風当たりはとても冷たいものになっ
たのを覚えている。

そのクイズが終わった後、その先生がクラスの生徒への励ましの言葉を
述べたのはこんな内容だった。「彼の国では、昔からメートルしか単位
がないからね~。」?!?

ぼくは、何をこいつ言っているんだ?と顔を見てしまった。
距離なら里、着物では反、面積では坪、重さでは貫、日本は山ほどいろ
いろな単位を使っていたのにも関わらず、世界標準をきちんと受け入れ
ることができた事実を知らずに、何を言っとるんだ!と怒ったりしたも
のだが、当時はまだ英語力もなく、情けないが、しかたなくニヤニヤし
ていた。今だったらきっと言い返していただろうね。

「てめ~ら、自分の出来の悪いのを棚に上げやがって、もっと勉強しろ、
勉強!」って言ってやりたい。本当に。

だから、それからアメリカ人は「インチきだ!」と時々言ったりしてい
るのだけど、こんなジョークはあまり理解されなかったりする。トホホ

(^^;)
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【ご質問コーナー】
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<   いつも、たくさんのご質問ありがとうございます!m(._.)m   >
<   こちらで、ご紹介できないご質問は、随時「臨時増刊号」を   >
<   発行して参ります。また、メールを頂いてもご返事が遅れる   >
<   場合がありますが、ご容赦下さい。              >

■□ ご質問 □■

私はフロリダの高校に留学していて、2001年に卒業予定です。私は
大学もアメリカで進学しようと思ってます。フロリダの高校を卒業した
生徒はフロリダ州内の大学によその州からきた学生よりも安い学費で行
けるのですが、私も安い学費でいけるのでしょうか?それとも留学生な
のでやっぱりInternational Feeになるのですか?
■□ ご返事 □■

A.S.さん、こんにちは!

フロリダの高校に通っているのですか~。どの当たりでしょうね~。
留学の始めての冬休みに、アメリカ大陸縦断旅行をしたときに、ニュ
ーヨークあたりでは真冬で、最南端のキーウエストは、夏真っ盛りだ
ったのをとてもよく覚えています。

それに、メキシコ湾側の海辺は綺麗ですよね~。真っ白な砂浜が延々
と続いているのですからね~!!ウ~ン最高!!

さてさて、ご質問の内容から飛んでしまいましたが、やはり安い学費
を期待するのは無理じゃなかったかと思います。自分で働いているか
親がその州で働いていて税金を払っていることを前提にそのシステム
があったはずです。

でも、一応大学に訪問して質問をしてみる価値はありますよ!
間違って登録されれば、ラッキーですし、もしかしたら私の情報が
間違っている可能性もありますからね。(もしも、間違っていたら是
非ご連絡下さいね。州によってはOKなのかもしれませんから。)

ちなみに、私もどうやったら学費を安く出来るか、調べたところグリ
ーンカードを取得して、誰かに扶養してもらうことで、けた違いに安
い学費になることを知り、片っ端から友人の女の子に、「他に大意は
ないから、ぼくと結婚してくれ!」と結構頼みましたが、相手にはさ
れませんでした。(f^^;)

いずれにせよ、青春をエンジョイしてくださいね!
日本の高校生よりも、勉強する内容にしても、レベルにしてもかなり
楽なはずですから、その分、努力して勉強してみるとか、人生を考え
るとか、ボランティアをして地域に奉仕するとか、余裕のある時間を
使っていろんなことにチャレンジしてくださいね。

がんばって!
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【英語の表現コーナー】English
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☆ 英語をここで書いておきますので、意味を自分で考えて、 ☆
☆ 【お知らせ】の最後に、ある意味を読んでくださいね。(^^) ☆
The only way you’re going to solve problems
is by communication.
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【お知らせ】
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<起業予定で~す!Part9>

遅くなりましたが、NPOのコンセプトをアップしました。

HPは、http://www.tim.hi-ho.ne.jp/fshimazaki にアクセスしてもらって、
「さあ、行こう留学だ!」を選んで下さい。すると、そのページに、概要で
すが、私の考えている留学を支援するNPOのコンセプトが書かれています。

ご覧になってみてください。

今週末には、アンケートを作成して、留学している人、留学をしたことの
ある人、これから留学をしたい人、等々の方の情報を収集させていただきた
いと思っています。(アンケートをアップした段階で、また皆さんにご連
絡します。)

NPOは、一人では実現できません。
是非、一人でも多くの方のご協力をお願いできればと思っています。
ご協力を頂けそうな方、メールをお待ちしております。m(._.)m

それじゃ!
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【英語の表現コーナー】Japanese

問題を解決するには、コミュニケーションによるしかない。
by Sir David Attenborough
English traveler and zoolist : 1923-

<留学を成功させる最高のメッセージでしょ?!(^^)>

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【あなたも参加しませんか?】
★ 留学経験者(留学中)の皆さんへ
あなたの、とっておきの「エピソード」をお待ちしています。
★ 留学に興味のある皆さんへ
留学に関するご質問をお受けします。
★ ご意見のある方へ
お手柔らかに…..(^^;)
>>>>>>>  mailto: crystal.shimazaki@nifty.ne.jp   <<<<<<<<<<<
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◇ メールマガジン『さあ、行こう留学だ!』    配信総数:1,000
◆ 発行日 :1999年12月16日 週刊(毎週木曜日発行)
◇ 編集発行:クリスタル島崎 mailto:crystal.shimazaki@nifty.ne.jp
◆ Copyright(C)1999 crystal_SHIMAZAKI All rights reserved.
_/_/_/_/_/_/_/ ◇ Let’s Go! Study Abroad ◇ _/_/_/_/_/_/_/