15.さあ、行こう留学だ![2000年1月13日発行]<第15話 旅行-初日の出来事>

2000年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ………….. アンケートのお願い
★ さあ、行こう留学だ! ………….. 第15話 旅行-初日の出来事
★ ご質問コーナー    ………….. M.A.さんへ(続編)
★ 英語の表現コーナー  ………….. If you do not think …
★ お知らせ       ………….. NPOの活動計画

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【著者から】
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風邪をひいてしまいました。
お鼻ずるずる…。時々、頭痛。なんとも、年明け草々から、散々であります。
(*_*)

さてさて、1月10日に発行した臨時創刊号にも書きましたが、アンケート作成、
ついに完了しました。

留学を考えている方、留学をしたことのある方、是非アンケートにご協力下
さい。1月22日に一回目の回収を行い、2月末までに分析をしたいと考えてい
ます。ご協力頂いた情報は、私の目指しているNPO-ARIGATOUの指針となるよ
うに活用したいと思っています。

よろしくお願いしますね!

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【さあ、行こう留学だ!】
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<第15話 旅行 - 初日の出来事>

旅立ちに先だって準備したものは、大きめのリュック、ブーツ、手袋、アーミ
ーナイフ、そして安物のダウンジャケット、等。

ほとんどすべて「Kmart」で購入した。Kmartは、アメリカのダイエーみたいな
ところで、野菜や生鮮食品を除けばなんでも手に入るスーパーマーケットだ。
日本では、一体どこが「スーパー」なのかわからない小さなお店でも、スーパ
ーマーケットと呼んでいるけど、初めて本物のスーパーマーケットに行くと、
誰しも感動するよね。

さて、北から南まで、真冬と常夏を1ヶ月の間旅行するのだから、荷物は冬が基
準になる。だって、夏は脱げばいいのだから、とにかく凍えない支度を中心に
揃えた。

出発に際して、学校の先生からは「寝袋」、あと友人からは「ラジオ受信機の
ついたウォークマンもどき」を借りた。寝袋は、もちろん野宿を想定したもの
で、「もどき」は、各地域のFMラジオを聞いてみたいと思ったことと、それか
ら、当時流行っていたオリビアニュートンジョンの「physical」の入っていた
テープが聞きたかったからだ。…と、いっても当時の機械は電池の消耗が早い
ため、一日1時間以内と決めていた。

あまりカントリーソングは趣味ではなかったけど、アメリカの演歌に近いもの
があるので、ちょっとスローなそして、ちょっと人生の悲しみを歌う曲は、初
めて一人旅をするのに、ちょうど合っていた。

出かける際に、パスポートを持っていこうかどうか、考えたけど、盗まれてし
まっては大変なので、寝袋を借りた先生にお願いして持っていてもらうことに
した。でも、考えてみれば、もしも事故にでもあって、死んでしまうようなこ
とがあっては、自分の身元がわかるものがいるだろう、…と思い、小さなメモ
を作ることにした。

その紙には、自分の名前、国籍、パスポートの番号、アメリカと日本の連絡先
を書いた。

当時、どれだけ怖かったか、これだけをみても判ってもらえると思う。
今でこそ、世界中どこにでも一人で行けるぞ!なんて顔をして仕事をしている
けど、当時は、半分死ぬ覚悟をして出かけた。

その紙は、なくしてはいけないので、めったに明けないジャケットの腕のポケ
ットにしまい込み、表紙には「自分が死んだ場合の連絡先」と書いておいた。

旅行から帰って、このメモをゴミ箱に捨てる瞬間、『無事に帰ってきたんだ~!』
と一人で感激してたのを覚えている。

さて、旅立ちの日。
大学の近くの長距離用のバスの停留場に行ったのは、昼の2時ごろだった。
天気もよく、雲一つない青空だったが、不安に慄いている私にとっては寂しい
冬の景色だった。特に、バスの窓ガラスは紫外線を遮断するためだろうか、中
から見た風景はとても暗く「行くんだな~」と呆然としていたのを思い出す。

出発は大学のあったジョージア州のラグランジという街。まずは、アトランタ
を目指していた。アトランタは南部最大の都市で、南部の中継基地になってい
たからだ。でも、もちろん、アトランタで宿泊する予算はないから、なるべく
夜遅くに出発するバスを選び、翌日の朝到着するバスを探すことにしていた。

この旅行は、親に連絡も、相談もなしに決めたものだった。私以上に心配性な
親は、下手に一人で貧乏旅行するなんて言ったらきっと大反対されるだろうと
思ったし、何よりも自分で決めたかった。

でも、やはり何も連絡をしないのは、親不孝だと思い、この旅行の最中に何通
か手紙を何通か書いた。その1通目を書いた場所は、時間を持て余していたアト
ランタだ。なんせ、一番遅いバスの出発まで約5時間もあったため、それまでの
空いている時間に親への手紙を書くことにした。

夕食を取る目的もあって、バス停に隣接しているバーガーキングに入り、ハン
バーガーを一個オーダー。なるべく栄養にするために、とにかく小さく噛みき
ってゆっくり食べた。

封筒は持っていたのだけど、便箋がなかったので、ハンバーガー屋のトレーの
裏紙にこれからの行動計画を簡単に書いて、旅先から手紙を書くから心配いら
ない旨手紙を書いていた。

そのときだ、ふと気がつくと、黒人が目のまえの椅子に座りたいと言ってきた。
私は、OK.とだけいって、手紙を書きつづけていた。彼は何をしているのか不思
議に思ったらしく、何をしているんだ?と質問をしてきたので、何気なく、こ
れから旅行に出るので親へ手紙を書いているんだとだけ伝えた。

しばらくは、私も手紙を書くことに熱中していて、彼の言葉にはあまり耳を貸さ
なかったが、書き終わってその紙を封筒に入れようとしたとき、親しそうに話し
ていた彼が、突然「バス代がないんだ、金をくれ」。って言ってきた。

そのときまで気がつかなかったが、彼の服装はかなり汚く、抱えているものは
紙袋。手に持っていたコーヒーカップは、誰が飲んだか判らない飲み終わった
ものだった。年齢はたぶん20代後半の男。

そのときに始めて彼の顔をまじまじと見たら、結構危なそうな顔つきをし始め
ていた。もちろん、近くのバス代程度なら上げることは問題ない。でも、財布
を見せたとたん、全部よこせなんて言われたら大変なことになってしまう。

そこで、お得意の「英語が分からない振り」をして”I don’t understand.”と、
ニコニコして言ってやった。すると、ご丁寧にゆっくりと、そしてはっきりと
した口調で、しかし低い声で、何度か「バス代がないんだ、金をくれ」。と言
っていた。

しかし、だからといって、分かったなんて言えるもんじゃない。クビをひねっ
て分からない振りをしつづけていたところ、今度は具体的な金額を提示してき
た。

それはなんと、「25セント」!
はっきり言って、これっぽっち?と思ったが、やはり財布を出したらまずいと
思い、仕方なく「トラベラーズチェックしか僕は持っていないから現金はない。
駄目だ。」と言ってやった。

それが通じたのか、通じなかったのかわからないけど、彼は突然私が今まで手
紙を書くのに使っていたペンを取り上げ、ハンバーガーのトレイに敷いてある
紙に汚い字で”Geve me 25c.”と書いてきた。

今度は、ものすごい剣幕だ。

こりゃ、やばい!
周りにあまり多くの客がいないこの店で、強盗に襲われるのか!!っと、一瞬
ヒヤッとした。

しかし、その瞬間!
なんと、神の助けか警察官が店に入ってきて巡回し始めた。本当に絶妙のタイ
ミング!!

「助かった!」

警察官の影に気付いた彼は、ものすごい剣幕から、突然「満面の笑み」に変わ
り、お面でも取り替えたのかと思うほど。そして、「ありがとう。良い旅を!」
とか言いながら握手をしてきて、そそくさと立ち去っていった。その変わり身
に掛かった時間は多分5秒程度。

驚きと、緊張と、恐怖感の後、突然訪れた脱力感に私は、しばし呆然としてい
ました。

そして、「やっぱりアメリカは怖いところだな~」と感じながら、ふっと彼の
残していった紙を見ていると、Giveとかかれずに、Geveとなっていたことに気
がついた。

日本の中学生でさえ間違えないような単語のミス。

彼の歩んできた人生がどんなものなのかわかりませんが、見ず知らずの東洋人
に、25セントの金がないと言わなければならない境遇を考えると、かなり複雑
な気持ちになってしまいました。

旅立ちの初日から、なかなかショッキングな出来事でした。
(^^;)v
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【ご質問コーナー】
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<   いつも、たくさんのご質問ありがとうございます!m(._.)m   >
<   こちらで、ご紹介できないご質問は、随時「臨時増刊号」を   >
<   発行して参ります。また、メールを頂いてもご返事が遅れる   >
<   場合がありますが、ご容赦下さい。              >

■□ ご質問 □■

** 1月10日付の臨時増刊号でご返事を書かせていただいたM.A.さんから **
** 早速ご返事を頂きました。ご紹介します。 **
** 「50歳になる視覚障害者の方の留学 … from M.A.さん」 **

こんにちは、島崎さん
よく、忘れずに、回答していただき感謝しています。
よく考えてみれば島崎さんのおっしゃるとうりですね!
あの時は少し自分を忘れて背伸びをしすぎていたようです
やはりぼくは自転車で公園に遊びにいきたいんですよね
そのための英会話なんですよね。ぼくは健常者と、自転車の
乗り方を同じように覚えなければならないと 考えていたようです。
そこに無理があったようです。

今後は、英会話を楽しめるように、 また、自分にあった学校を
探して、再度挑戦します。これからもこんなぼくですがよろしく
お願いします。

また、ぼくは50歳ですが、同世代の方がどんな、意見や体験を
おもちなのか尋ねてみたいです。よければメールを拝見したいです。
よろしくお願いします。ありがとうございました。
■□ ご返事 □■

M.A.さん、メールありがとうございます。
一緒に公園でワイワイ楽しく遊びましょうね!(^^)

さて、松尾さんの経験は実現ようとしているNPO-ARIGATOUを
作るにあたって、とても重要な要素を含んでいるような気が
しています。

よろしければ、どういった点で壁にぶつかったのか、どんな
クラス、サポートがあったらいいのに!と思ったのかを教え
てくれませんでしょうか?

悩んだことを人に話されることはちょっと辛いかとは思いま
すが、留学を目指している人達も同じような問題にぶつかっ
ているのかもしれません。

みんなで、体験を分かち合って、そこから次のステップが生
まれてくるよな気がします。

よろしくお願いします。

それでは!!

TO:50代のみなさん
読者の方でM.A.さんと同年代の方がいらっしゃいましたら、
是非メールをお送り下さい。お待ちしています!
年長者の経験は、若者にも役に立ちます。
Generation Gapなんて、このメールマガジンには存在しませ
んので、どうぞご遠慮なく!(^^)

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【英語の表現コーナー】English
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☆ 英語をここで書いておきますので、意味を自分で考えて、 ☆
☆ 【お知らせ】の最後にある「訳」を読んでくださいね。(^^) ☆
If you do not think about the future, you cannot have one.

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【お知らせ】
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<起業予定で~す!Part13>

NPO-ARIGATOUに、ご協力を頂けるとメールを下さった皆様へ!

メールありがとうございました。個別にこれからメールを差し上げ
させていただきますが、まずはこの場で御礼申し上げます。

これからの活動ですが、私のホームページに掲示板とチャットの場所
を作り(またちょっと苦労しそうですが…(^^;)、交流を深めて行きた
いと思います。

NPOに関して少し勉強したところ、一般的なNPOは地域に根ざしている
場合が多く、会を運営していくメンバーの方は会合などで集まったり
して交流を深めているようです。

しかし、このNPO-ARIGATOUはインターネット上で存在し、世界中どこ
に居ても参加、協力できる反面、顔が見えない中進めて行くので、か
なりチャレンジングなものになると思われます。もちろん、正式にNPO
登録を後日するので、一応所在地なるものは決めますけど、
…。(f^^;)

これからのプロセスは、
1)ご協力頂ける方々の交流
2)アンケートの集計&分析
3)NPO-ARIGATOUのコンセプト、行動計画の指針決定
4)NPO-ARIGATOUのメンバー募集(留学経験者、留学希望者、他)
5)NPO-ARIGATOUの登録等、諸手続き
6)政府、自治体、企業、個人等、協賛の募集
7)留学先国家(州、都市、等)との交渉
8)留学サポート
….です!

目標は、今年9月に一期生留学です!(^^)v

さてさて、このチャレンジの実現ができるか?我ながら楽しみです。
ご協力よろしくお願いしますね!(^^)
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【英語の表現コーナー】Japanese

将来について考えなければ、将来はない。
John Galsworty (English novelist, dramatist; 1867-1933)

<ふむ!誰の将来でもなく、自分自身の将来ですからね、頑張らねば!>

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【あなたも参加しませんか?】
★ 留学経験者(留学中)の皆さんへ
あなたの、とっておきの「エピソード」をお待ちしています。
★ 留学に興味のある皆さんへ
留学に関するご質問をお受けします。
★ ご意見のある方へ
お手柔らかに…..(^^;)
>>>>>>>  mailto: crystal.shimazaki@nifty.ne.jp   <<<<<<<<<<<
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◇ メールマガジン『さあ、行こう留学だ!』    配信総数:1,002
◆ 発行日 :2000年1月13日 週刊(毎週木曜日発行)
◇ 編集発行:クリスタル島崎 mailto:crystal.shimazaki@nifty.ne.jp
◆ Copyright(C)1999 crystal_SHIMAZAKI All rights reserved.
_/_/_/_/_/_/_/ ◇ Let’s Go! Study Abroad ◇ _/_/_/_/_/_/_/