16.さあ、行こう留学だ![2000年1月20日発行]<第16話 旅行-知らぬが仏>

2000年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


 

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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ………….. ヘトヘト(@_@)
★ さあ、行こう留学だ! ………….. 第16話 旅行-知らぬが仏
★ ご質問コーナー    ………….. 旅の途中・・・
★ 英語の表現コーナー  ………….. Never tell people…
★ お知らせ       ………….. 集計頑張らないと…

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【著者から】
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ウエ~ン!
風邪、一度治ったと思ったら、また昨日の夜から頭痛がし始め、今日は午前中
休み、午後には出社したのに、段々調子が悪くなって来て、今はもうダウン寸
前!!
明日の発行は延期しようかと思ったのですが、一度こういう「癖」をつけてし
まうと、何か理由がある度に発行が遅れてしまうので、兎に角臨時増刊号では
ないので、何が何でも頑張ろうと思い、会社から帰って着替えもせずにPCに向
かっています。(*_*)

みなさん、今年の風邪は本当にシツコイので気をつけてくださいね。

ここのところ、続けてアンケートのお願いをしておりますが、1月22日まで後
2日。何卒、よろしくお願いしますね!

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【さあ、行こう留学だ!】
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<第16話 旅行 - 知らぬが仏>

憧れのニューヨーク。

摩天楼の世界!!

グレーハウンドのバス停に到着したのは朝だった。まずは宿探しと、YMCAへ
直行、数日間の滞在の手続きを済ます。部屋はベットと机だけの小さな間取
りだった。かなり古そうで、何度もペンキを塗り重ねたためか壁面が異様に
でこぼこしていた。

部屋は高層に位置していたけど、内側(中庭)に面していたため、残念なが
ら部屋からニューヨークの摩天楼は見ることが出来なかった。見えるのは、
ただ、ずーと下にあるロビーの屋根(多分)だけ…。(^^;) 冬だというの
に、温水を循環させる暖房が効きすぎていて、窓を空けていないと暑すぎて
寝苦しいほどだったのを覚えている。

学生の貧乏旅行、アメリカ全土を旅できる一ヶ月有功のバス定期を購入した
以外に、一日10ドルの予算の旅(予備に200ドル程は別に持っていったけど
ね)。極力お金をセーブする必要があった。しかし、さすがに冬のニューヨ
ークで野宿することは出来ないので、仕方がくYMCAに泊まったのだけど、そ
の分食費を減らすことに注力した。

よって、初日にまず行ったのは、スーパーマーケット。
5、6個が一袋に入っている「青りんご」と、同じような「オレンジ」、そ
れに「食パン」一斤と、その店で一番安い「イチゴジャム」。これが、三日
分のニューヨークでの食事。

私のニューヨークでの活動は、地図を片手に名所や、美術館を巡ることだった
んだけど、マンハッタンってでかいんだよね。歩くのだけでとても疲れてしま
った。

高校生のときに、夏目漱石はロンドン留学中に国からの生活費をすべて学術
書購入に使ってしまったため、お金が無く、食事は公園に行って「食パンと
水道水だけ」という生活を長らくしたという話を聞いたことがある。

冬の夕方、太陽が傾き始めたセントラルパークで、おもむろに食パンを食べ
た自分が、その夏目漱石のイメージと妙に一致して、寂しいながらも、ちょ
っとした感動を味わったりした。

それにしても、飽食の時代に産まれた人にとっては、「食パンなんて何も付
けずに食べたっておいしくないじゃないか?」って思うだろうし、僕もそう
思っていたのだけど、他に何も食べるものがなく、体が本当に疲れていると
きには、たかが食パンでも、されど食パン。

本当に美味しい!
これが、本当に甘い!!こんなに美味しいものだったのか!ってその時とっ
ても感じ入ってしまった。

隣のベンチには、浮浪者の叔父さんだろうか、夕日に当たりながらちょっと
背中を丸めている様子が、人生の空しさを感じさせてくれた。

私のニューヨークに関しての知識は、お恥ずかしながら非常にプアーで「
自由の女神」、「エンパイヤーステーションビル」、「セントラルパーク」
という小学生レベルだった。マ~さらにしいて言えば、ゴルゴ13の『サウ
スブロンクスという場所は、非常に怖いところ』という程度のものだった。

サウスブロンクスという場所がどこなのか、まったく知らなかったけど、と
にかく「サウス」という言葉がついているくらいだから、マンハッタンの「
南」が怖いところなんだろうと思い込んでいた。それが素人の浅はかさ、後
で怖~い思いをさせられる原因。

たまたま、ガイドブックにニューヨークの動物園が面白いと書いてあったの
で地図で調べるとセントラルパークの北の方向。北の方なら安心だろうと思
い、ニューヨーク動物園を訪れる目的で、とことことセントラルパークを南
から北へ突っ切り、一生懸命歩いた。なんせ「北」は安心だと思い込んでい
たから、意気揚々!

でも、でっかいよねセントラルパークって、これが人工の公園だなんて思え
ない。この都会のオアシスがなければきっとニューヨークはもっと殺伐とし
ていたんだろうな~と感じながら、とにかくもくもくと公園の中を進んでや
っと北の門にたどり着いた。

そこまでは良かったのだけど、公園の外に出た瞬間、雰囲気がガラッと変わ
ったのに驚いた。セントラルパークの南側の摩天楼の華やかな様相から一転
して古臭い低層の建物ばかりに変わっていたらからだ。多少の不安はあった
ものの、『北は安全だ!』と信じ込んでいた私は、地図見て「そこからニュ
ーヨーク動物園まで4km」と、とにかく前進することにした。

どんどん進んで行くと、黒人の比率が大きくなってきて、建物も、廃墟みた
いになっているものや壊れかけのビルが多くなってきた。ちょっと薄気味悪
い。時折、1940~50年代頃にはきっときれいな町並みだったんだろうな~な
んて感じさせる、ボロボロの商店街が少し気休めになったけど、街の風景に
自分が馴染んでいないのを感じると、背筋が寒くなる思いだった。

歩けど、歩けど、目的のニューヨーク動物園の案内は一向に見えてこない。

不安に駆られながら、それでもセントラルパークから一時間ほど歩いた。
でもどの道路にも、、”ZOO”の文字さえない。いくらなんでも、そろそろ動
物園は近くにあるはずだ!と、気持ちを奮い立たせてはみたものの、立ち
止まって地図を広げる勇気さえない。そんなことをすれば、一発で観光客
だってことがわかってしまうからだ。

襲われる!と思うと、歩く速度はどんどん速くなっていった。言い知れぬ
恐怖感。

気がつけば、前も後ろも、完璧なスラム街!!
「もう少しで、ニューヨーク動物園、もう少しで….」と進むうちに道に
迷ったらしい。

「オドオドとした」、なんてもんじゃない。身の危険を感じ、引き返すこ
とも考えたが、もう一度アノ同じ道を1時間かけて逆戻りするなんて恐くて
できない。息を切らせ、必死になって歩いていた私は、このまま真っ直ぐ
歩いて大きな道に出てバスを捕まえるしかないと判断した。

幸いにも、バス停はすぐに見つかった。どこ行きのバスなんて関係ない、
とにかくこの場所から早く脱出することが最大の命題になっていた。

あれほど黒人の目が、怖く感じたことはなかった。
リッカーストアー(酒屋)の前で何人かでたむろっている黒人たちが、こち
らのことジ~と見つめている。真っ黒な肌にドロ~んとした目。

それに、気がつけばその視線は四方八方から感じられた。
ボロボロの団地の窓から、道の反対側から、そして今来た道の方面から、
….。本当に、狙われている獲物になった気分だった。

バス停に立ち尽くし、平然を装うとすればするほど、ぎこちない動きにな
ってしまう。彼らは何をしてくるわけでもないのだけど、見つめるその「
目」が怖かった。

「このままでは殺されてしまうかもしれない!」と感じた私のとった行動
は、なんと「空手のマネ」だった。(^^;)

自慢じゃないが、運動神経が鈍い私は空手なんて出来るはずもないのだけど、
恥も外聞も無く、とにかく『達人』を装って、俺に近づいて見ろ!この鉄剣
で打ち倒してやるぞ!とばかりに、一人練習をしてたい。(f^^;)

東洋の神秘である空手は、黒人の間ではものすごく「憧れ」であると共に、
「恐怖」であるらしい。一度アトランタに遊びに行ったときに、何気なく映
画館に入ったところ、香港映画を放映していて、何かというと「復讐(リベ
ンジ)」という言葉が頻繁に出てくるカンフー映画をやっていた。その映画
館の9割以上が黒人で、その黒人たちの興奮しきっていること、してること。

今になって振りかえると、お恥ずかしい限りだけど、本当にそのときはテレ
ビで見たような「型」をやってみたりしながら、必死になって時間をつぶし
た。(^^;)ヘヘヘヘ

でも、5分経っても10分経っても、バスが来る気配がない。空手の達人(?)も
、これには参ってしまい。そこで初めて落ち着きを取り戻し、時刻表をみた。

シ、シ、しかし!
そこに書いてあったのは、時刻ではなく、単に”Frequent Service”という一
文字だった。ガガガガガ…..、私は、あまりにも驚いてその場で座り込みそ
うになってしまった。

当時の私の英語力と精神状態で、この言葉理解不可能。本来「しょっちゅう
来る」と訳すべきなのに、なんとそのときは「たまに来る」にと訳してしま
ったのだ。

人間、究極の状態には涙なんて出ないもので、なんとも、そのバス停で私は
へらへら笑ってしまいました。「神様は私を見捨てた~…」とクラクラして
いると、遠くからエンジンらしき音、左側の遠くからバスが見えてきたのです。

「命拾い」とは、こういうことを言うのだと、つくづく感じていました。

バスに乗り、無事にマンハッタンの中心部にまで戻ってきた私は、安堵感で
まだ夕方3時だったにも関わらず、そのままYMCAに戻って休むことにしました。
本当に、本当に、恐かったのです。

ちなみに、この旅行から帰ってから調べてみたら、その場所は、絶対に行か
ない!と決めて行った「サウスブロンクス」だったのです。つまり、サウス
ブロンクスとはブロンクスの南で、マンハッタンの南ではなかったのですね。

何たる皮肉!ニューヨーク滞在の初日から、何とも大変な思いをしてしまい
ました。でも怪我もなく、命もきちんと持って帰ってこれたのだから、やっ
ぱり今となっては笑い話ですよね….。
(^^;)v
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【ご質問コーナー】
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<   いつも、たくさんのご質問ありがとうございます!m(._.)m   >
<   こちらで、ご紹介できないご質問は、随時「臨時増刊号」を   >
<   発行して参ります。また、メールを頂いてもご返事が遅れる   >
<   場合がありますが、ご容赦下さい。              >

■□ ご質問 □■
こんにちは。メールマガジンを楽しく読ませて頂いております。
もうだいぶ以前から漠然と留学への憧れを持ち続けています。
留学するために、旅行がしたいがために、お金を稼ごうと入った会
社だったのに、あまりの忙しさとハードさの中で辞めるタイミング
が見つけられなくなってしまい、だらだらとその日暮らし(将来の
ことを考える間もなくただひたすら毎日の仕事に追われている)を
しています。
ただ、先日休みでドイツ旅行をしてきたんですよ。
地下鉄に乗るときに切符の買い方がいまいちよくわからなくて
券売機の前でもたもたしてたんです。
まわりからじろじろ見られているのがわかりました。
フランクフルト駅は麻薬常習者が毎日のように事件を起こしたり
死んだりしてて有名なのだそうですが、人目でわかる
腰の曲がった、背の低い、ぼろぼろの、目が血走ってくまができて
いるそんなやつに「電車に乗りたいから20マルク(120円)くれ」
とよってこられました。
ひえええええええ!
私はニヒトともなにもいわずにそそくさとその場を逃げました。
切符を買わずにホームに降りてしまった私、そうすると、
今度はまた違う、目が血走ってくまのできた女の子、が
「お金をくれ」
とよってきました。もう、なんでこんなんばっかりやねん
とえらい恐怖だったのを思い出しました。
旅日記面白いです。次回楽しみにしています。
りょう~
■□ ご返事 □■

ありがとうございます。

みなさん、結構いろいろな経験をされているのですね。
でも、怪我もなく、何よりでした….。(^^)

しばらく、旅行でのエピソードが続きますので、楽しみにしてく
ださいね。でも、こうやって今となっては笑い話になりますが、
当時の当人にとっては、結構シリアスな問題だったりするのですよね。

みなさんも、是非、留学の思い出、メール下さいね。
お待ちしています。

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【英語の表現コーナー】English
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☆ 英語をここで書いておきますので、意味を自分で考えて、 ☆
☆ 【お知らせ】の最後にある「訳」を読んでくださいね。(^^) ☆
Never tell people how to do things. Tell them what to do
and they will surprise you with their ingenuity.

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【お知らせ】
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<起業予定で~す!Part14>

風邪で、ここのところまともにPCに向かっていない状況です。(*_*)

それでも、アンケートの第一次集計をこの週末から始めないとならな
いので、頑張りますね。

ちょっと体力的に辛いのですが、体調が元に戻るのを皆さん祈ってい
て下さい。

それじゃ、今回はちょっとあっさりと…
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【英語の表現コーナー】Japanese

人にどうすべきかを言うな。何をすべきかを言え、人は
独創性で驚かせてくれる。
Gen.George Smith Patton (U.S.Army officer;1885-1945)

<有名なパットン将軍の一言ですね。
私も、後輩にはこの精神で接しています。>

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【あなたも参加しませんか?】
★ 留学経験者(留学中)の皆さんへ
あなたの、とっておきの「エピソード」をお待ちしています。
★ 留学に興味のある皆さんへ
留学に関するご質問をお受けします。
★ ご意見のある方へ
お手柔らかに…..(^^;)
>>>>>>>  mailto: crystal.shimazaki@nifty.ne.jp   <<<<<<<<<<<
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◇ メールマガジン『さあ、行こう留学だ!』    配信総数:997
◆ 発行日 :2000年1月20日 週刊(毎週木曜日発行)
◇ 編集発行:クリスタル島崎 mailto:crystal.shimazaki@nifty.ne.jp
◆ Copyright(C)1999 crystal_SHIMAZAKI All rights reserved.
_/_/_/_/_/_/_/ ◇ Let’s Go! Study Abroad ◇ _/_/_/_/_/_/_/