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Be all that you can be

この言葉は、アメリカ人の思想家「ラルフ・ワルド・エマソン」のものです。

「あなたが成れるもの、そのすべて成りなさい」この言葉の裏付けには、《自分自身を絶対的に信じなさい》という意味合いが含まれている気がします。

以前、私の勉強会で「一神教」を信じる人たちと、「八百万の神々」を信じてる人たちとの考え方の違いについてお話をさせて頂きましたが、その最も大きな違いは、『神とのコミュニケーション』にありました。

神が一人だけなら、良い時も悪い時も「同じ神」に祈るので、神との結びつきが強くなります。しかし、数多の神の場合には、時と場合によって別々の神に祈るので、神との繋がりは「広く浅く」なる。そのため、一神教の人にとっては、神はより身近なものになり、また「より具体的なイメージの神」を持てます。そのため「あの神が私を見守ってくれている」という強い気持ちが持てるのです。

《自分自身を絶対的に信じなさい》は、神が見守っているのだから!というのと同じです。

あなたが成れるものとは、あなたが成ろうとするものです。その成ろうとするものとは、心の中から湧いてくる意志からです。その意志は、神の導きで生まれるのだから、大丈夫、信じて進みなさい。

…いいですよね。

ある面、勝手な信じ込みとも取れるかもしれませんが、レストランで料理を注文するときに「皆何を頼むのか」周りを気にする私たちにも、時にはそんな「我を信じる力」が必要なのではないかと思います。

島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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