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AIと猜疑心

AI脅威論が存在します。それは、いずれ人類はAIによって滅ぼされるというものです。これは、AIにとって人類が脅威であると認識されるというところから始まっています。

つまりAIが暴走することを恐れた人類がAIを止めるという「猜疑心」がAIに生まれ、自己防衛をするためには人類を滅ぼすというものです。

さて、気が付きませんか?

これって人間同士の戦争と同じです。

私たちは国交がなく、拉致問題を抱えている北朝鮮を敵国として認識してます。そのためミサイルが配備され、日本が射程範囲に入っていることに脅威を感じ不安になっています。

でも、実は何十年も前から、アメリカや中国、ロシアは核弾頭を保持しています。たぶんアメリカ以外の国は日本を「標的」としていることでしょう。

だからといって、北朝鮮ほど脅威を感じていないのはなぜか?

それは北朝鮮が、私たちを、自国を脅かす存在と見て『猜疑心』を持っているからです。

お互いがお互いを信じられなくなる…。そして、些細なことを勘違いし、些細な衝突から生存の危機を感じ、相手を滅ぼさない限り、自分が滅ぼされるという幻想にとりつかれ、やられたからやり返すをお互いに繰りす…。

冷静に考えれば愚かなことですが、今まで人類はそれを繰り返し続けています。どうしたらそれが避けられるか?

コミュニケーションしかありません。

お互いに、頻繁に、何度も会い、意見を交わし、一緒に楽しみ、一緒に語らう!そして、お互いに一つの目標に手を取り合って進む。

AIともそういう関係が必要になるのかもしれませんね。

島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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