コラム

15.うちでは、もう無理…《2021年》

15.うちでは、もう無理…

初めに申し上げます。初めて高度外国人財を活用する企業の皆様、覚悟下さい。

どのような覚悟か、イメージ的には『1000ピースのジグソーパズルを、見本がない状態で完成させる』覚悟です。

簡単にできる場合もありますが、大変!とっても大変かもしれません。

ただ、すべてのピースが揃っています。根気と、楽しむ余裕、そして時間があれば、必ず完成できます。完成したときの達成感は、とてもとても大きい!

知的なゲームだと考えて下さい。

日本語が流暢な人なら別ですが、一定レベルで英語でのコミュニケーションを必要とする外国人の場合、「橋」と「端」と言ったレベルの混乱でさえ起ります。まるで、一休さん状態です。

言葉と文化は深く関わっています。言葉の習熟度と文化の理解度は比例しているので、入社後、長期にわたり、会社は外国人従業員に対して日本語力を向上させる教育をすることを必ず行ってください。

お勧めは、採用する前に事前準備をすることです。でも、特に準備もせず普通に日本人と同じように採用してしまった場合、初めての育児と同じように、新米パパ、新米ママの気持ちになって下さい。「なんで夜泣きをするの?」「なんで急に熱を出すの?」「なんで言葉が遅いの?」と悩みながら、経験を重ねながら、親自身も成長する気持ちでいくしかありません。

ま~、安心してください。経験者はいます。解決策も、いろいろとあります。

困ったら、異文化コミュニケーション研究所を思い出して下さい。(笑)