感謝の効力
脳というのは「騙される」ものだそうですね。
なんか不思議な気がしますよね、だって脳というのは、私たち自身だからで
す。
大きな怪我をすると、気を失うことがよくありますが、それは脳が身体から
痛みを感じないように制御しているわけで、そう考えると脳は自分自身であ
るというよりも、この体の中に『巣作っている静かな住人』で、肉体と脳幹
によってつながっているだけなのかもしれませんね。
まるでエバンゲリオン状態ですよね。
脳は肉体に対して様々な指令を出して身体を動かしていますが、同時にセン
サー(五感)から信号が入ってきて、脳に情報としてインプットされ、脳は幸
せになったり、悲しかったりするという双方向の関係があるのでしょう。
『楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる』というのも、そう考え
れば正しく感じます。つまり、脳を喜ばせてあげるには、身体に脳が喜ぶ信
号を与えてあげれば良い。というシンプルなロジックになります。
脳科学的に、《感謝の気持ち》というものはは、脳をたちまち『快く』して
くれるそうです。
なぜ《感謝の気持ち》が、脳を喜ばせることができるのか?シンプルに考え
れば、《感謝の気持ち》を持つということは、誰かに良いことをしてもらっ
たからです。自分にとってプラスになることですから、ハッピーになる。
たぶん、脳はプラスのことが「何か」までは関知していないのでしょう。だ
から《感謝の気持ち》イコール幸せになるのだと思います。
感謝によって、脳の潜在意識を肯定的に変えることができるとするなら、嘘
でもいいので、とにかく感謝、感謝、感謝と思うようにすると、脳は錯覚し
てというより、「きっと良いことがあったに違いない」と思い、幸せになる
のでしょう。
何に対しても、どんなことに対しても《感謝の気持ち》を持てば、幸せにな
るのです!
嫌な相手に対しても、この人のお陰で自分が「人の振り見て我が振り直せ」
を実践できるんだ。ありがたい。感謝!と思うようになると、嫌な人と向き
合っても、脳が不快反応を示さなくなる…?かもしれません。
幸せを感じましょう!
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用