万能薬ではないダイバーシティ
コロナウィルスの感染蔓延によって、日本だけではなく世界中が突然新たな
フェースに突入した感がありますよね。世の中がグローバル化したと思った
ら、今では飛行機さえまともに飛んでいない。仮に相手の国に行っても、2
週間は隔離されて、また日本に帰国しても同じように2週間の隔離。こんな
んじゃ仕事になりませんよね。
これからどんな社会に変化していくのか、誰にもわかりませんが、でも何か
手を打たないと次のフェーズで生き残るのは難しくなるのだろうと思います。
最近「ダイバーシティ」の活用を言い出し、突然プライオリティを上げて実
施する企業が出始めています。
もちろん、当異文化コミュニケーション研究所としては、Very Welcomeなの
ですが、なんか「会社の救世主」、「売上改善の特効薬」のような扱いをさ
れている企業に対しては、はっきり申し上げることがあります。
ダイバーシティは万能薬ではありません。
それに、ダイバーシティの導入でその成果を得る前には副作用がある場合が
多く、それを乗り越えないと結果的に「やるべきではなかった」となってし
まうことが多々あります。
なぜ「ダイバーシティ」を導入するのか?
どんな成果を期待して「ダイバーシティ」を導入するのか?
「ダイバーシティ」を導入するための準備を何かしていますか?
さて、あなたの会社ではその議論を十分にしているでしょうか?
ネガティブな気持ちになる必要はありませんが、何の準備もせずに突然扉を
飛び出して旅に出るようなことは辞めましょう。旅のない人生より、旅をし
た方が絶対に良いですが、より良い旅にするための準備だけはしておきまし
ょう。
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用