
Shall we dance?
「ダンスパーティー」に行ったことありますか?
日本人にとって英語は、まるで「ダンスパーティー」のようなものです。
楽しい音楽に胸は躍っているくせに、会場では笑顔でたくさんの人が踊っている様子を横目に、飲み物片手に「僕は飲み物が手にあるから踊れません」と心の中で言い訳を言っている。
なぜか?
まず、「ちゃんと踊れないと恥ずかしい」と思ってしまう。リズムに乗る前に、ステップを完璧に覚えようとする。周りの目を気にしすぎて体が動かない。
でも、どうだい?
会場の人たちは、笑っちゃうほど「下手くそ」に踊っている。正に「ノリ」で乗り切っている。
日本の学校での英語教育は「ダンスを学ぶ」スタイルだった。踊るより、理論。文法、単語、試験での正解。不思議なことに、誰も手を引いて「踊ろうよ」とは言ってくれなかった。
一方、他の国の人たちはどうだろう?たとえステップを踏み外しても「楽しんだ者勝ち」精神で、とにかくフロアに出る。上手い下手より、まず動くことに意味があるようです。
勇気を出して一歩踏み出せば、意外と楽しく踊れるのに。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
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