06.信用しても信頼してはいけない《2021年》
6.信用しても信頼してはいけない
大学でどんなに成績が優秀でも、正解のある世界での話です。
ところが、実社会は全く別の世界です。常に不十分な情報と、足りない予算、足りない時間、協力的でない仲間、複雑な利害関係、等々様々な障壁があちらこちらに隠れていて、その上【回答】は出来たとしても、満足のいく《正解》になるとは限らない…。
育ってきた文化の違う外国人従業員を活用する場合、より多くのセーフティーネットを準備しておく必要があります。中途半端に信用だけして、すべてを預けるというのはとても危険です。
外国人従業員も悪気はありません。ただ、人知を超えた外的要因(彼らの言い分ですが)は、自分の責任だとは思っていないだけです。つまり、自分は責任を負う必要がないのだから、そこまで責任を負わせるのはおかしいと思っている訳です。
え?!と思われるかもしれませんが、「可愛い子には旅をさせよ」です。多くの小さな失敗を積み重ねることで、学んでいきます。皆さんの手はお釈迦様の手です。孫悟空がどんなに暴れても、お釈迦様の手の内であれば、大きな問題はありません。修行を重ねることで、いずれ立派な人になるものです。