コラム

11.宗教と食べ物《2020年》

11.宗教と食べ物

日本でも様々な国の人が働くようになり、戒律が厳しいイスラム教の従業員がいる会社では、お祈りの時間を作ってあげたり、社員食堂でもハラール食を提供したりと、異なった文化、宗教を会社全体で受け入れてあげるところが多数あります。

しかし、日本は『雑食』国家のため、街中の居酒屋で一緒にご飯を食べよう!ということになると、折角の努力も一瞬に消えてしまいます。

後から「豚肉」を食べさせられたと、涙目になって怒りをぶつけられると、私たち日本人はどう対処してあげたらよいか本当に迷います。

ただ「無理強い」でもしない限り、これは不可抗力です。それに、何が何でもハラールというのであれば、日本ではなくイスラム教の国で働くべきです。彼らも私たちに彼らの文化を強要してはいけません。

重要なのは『これから』です。

お互いに気持ちよく一緒に仕事をしていく上で、何をしたら良いか、よく話し合って、できることからお互いに試してみることが大切です。