コラム

12.日本語難しい《2021年》

12.日本語難しい

日本語ができないご家族、日本語ができない子供にとって、日本という国で生活することは不安でしかありません。そんなときには、会社が手助けをしてあげること、それも、相談に「来られてから動く」のではなく、相談を「受ける前に動く」ことが大切です。

ただ、会社も人員的に余裕があるとは限りません。そんなときには、母国のコミュニティを探して相談してみましょう。既に先輩たちがたくさんいるはずです。ただ、その時には単にお願いをするのではなく、きちんとそのコミュニティへの「支援」を忘れないようにしてください。彼らは、ほぼほぼボランティアですが、その彼らに手伝ってもらうのですから、人情ってものです。そういう輪が大切です。

この国は、日本人だけの国だと思っているかもしれませんが、それこそ中大兄皇子の時代を思い返してみると、唐によって滅ぼされた百済から「命かながら」たくさんの人たちが日本に移住して日本の技術や文化の礎を築いています。

数百年後、私たち日本人はきっと、多くの国からやってきた優秀な人財によって、私たちが想像もできないような素晴らしい国になっていることでしょう。