コラム

22.外国人を雇うべきか?《2022》

外国人従業員をまるで「猫の手」のように考えている人がいます。人手が足りないので、誰でも良いから手伝って欲しいというものです。これは大変失礼な話です。外国人は日本語ができず、能力が低く、仕事もできないけど、仕方ないから使う的な発想だからです。

そんな会社の傾向は、実は日本人従業員も「猫の手」扱いしていて、使い捨て的な扱いだったり、定着率が低かったり、俗にいうブラックです。つまり人に対しての愛情がない。そんな会社なら、私は長く勤めたいとは思いません。

この文章を読まれている会社さんは、上記のようなカテゴリーではないと思いますが、人に対して愛情がある会社であれば、従業員が日本人であっても外国人であっても、何も問題はありません。

「うちの会社は準備ができていません」と仰る方が多いのですが、何を準備するのでしょう?意外に何を準備したら良いのかさえ分かっていないものです。大体、どんなに準備しても「十分」になど絶対なるはずがありません。それならば、一日も早く採用して一緒に問題を解決していった方が、より効率的です。

この文章の冒頭、外国人を「猫の手」扱いするなと申し上げていましたが、ものは考えようということもあります。もしも私たちが本当の「猫の手」を手に入れたら…と想像してください。壁をよじ登ったり、猫パンチで相手を撃退したりと、普通の人間の手ではできないことが出来るようになることに気が付くはずです。

そうです。日本人の私たちにできないこと、彼ら外国人はいとも簡単に片づけてしまうことができることがあると思いませんか?
「雇うべきか?」という質問ではなく、「雇ったら面白そうですよね?」と仰ってくれれば、ハイ、その通りです。と私はお答えします。(注:この面白そうとは、何か楽しそうな、ワクワクする出来事が展開する期待感を表しています。)