コラム

globalforce.link通信 第0014号 [2015.12.24.]

グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0014号)

2015.12.24.

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・globalforce(高度外国人)に関連する人財活用のエッセンス、採用、教育 ・
・本音トーク、法令関連にいたるまで、さまざまな情報を発信します。  ・
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皆さま、お元気様でございます。
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。

先週、大前研一さんが主催する経営者の勉強会【向研会】の2015年経済総括で
講演を聞いてきました。

最後に私たちに対して6つの「2016年の課題」が出されたのですが、そのうち
下記の3つが、当研究所がまさに多くの企業の皆様と追及していきたい課題だ
ったのでご紹介致したいと思います。

#4 日本人以外の才能を自社に取り込む(採用、またはクラウドで)の
準備と計画があるか?

#5 21世紀型企業の染色体を研究し、変異する気があるか?

#6 大きな変革期に突入する準備としてダイバーシティ(国籍、人種、
宗教、性別、年齢)をテコにする行動がとれるか?

現代は「変革期」に掛かっています。
当社の目指す『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』が求められ
ているように感じました。

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■トピックス■
1.今週のフォーカス「グローバルスタンダード」
2.勉強会・セミナー等のご案内
3.摩訶珍(まかちん)編集後記
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┃1┃今週のフォーカス「グローバルスタンダード」
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私の嫌いな言葉の一つが「グローバルスタンダード」です。

【ウィキペディア】になかなか良いことが書かれていたのでご紹介します。
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グローバル・スタンダードは、国際標準から派生して生まれた言葉であり、比喩的な表現である。「グローバル・スタンダード」という言葉が、日本で多用されるようになったのは1997年以降であり、日本国外ではあまり使用されない和製英語といわれている。

みずほ総合研究所は「グローバル・スタンダードという言葉は、国際標準に類似した概念を、工業規格・会計基準などにとどまらず、企業活動・メネジメント手法・経済システムなどにまで対象を拡張させて使用されている。注意する必要があるのは、経営手法・経済システムに市場占拠率などなく、国際的な取り決めによる一定の標準・ルールがあるわけではない」と指摘している。
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つまり何も知らない相手に対してこの言葉を使えば、軽蔑や従属の意図的なものとなり、それが存在していると思い込んで使っていれば「虎の威を借る狐」状態だということです。

どうも、日本人は自分たちがこの「グローバルスタンダード」なるものから外れていると思い込んでいると感じます。英語ができないとか、西欧文化と違うとか、日本的経営だとかという劣等感のようなものです。

是非、来年は「グローバルスタンダード」という呪縛から解き放たれて下さい。
対等な意識がなければ、いつになっても正しいコミュニケーションはできません。

かなり前ですが、後輩がある展示会で説明員をしているときに「外国人が来た」と困った顔をして私を探しに来たことがありました。彼は英語が苦手だったのです。

そのとき、彼にアドバイスしたことは「日本の展示会に来たのだから、大きな顔で平然と日本語で話してやればよい!それで『相手が申し訳ない日本語は分からないので英語で話してくれますか?』と言ってきたら、JUST MOMENT PLEASE.と言って英語の分かる奴を連れて来ればよい。たかが英語が苦手くらいで、初めから自分を下におくな!」でした。

英語は使えるようにならなくてはなりませんが、だからと言って自分を卑下しては、対等なコミュニケーションは取れませんから。
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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]
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先週からご案内しているように、来年2016年の1月21日(木)の勉強会にゲストとして株式会社NTTデータの人事部 兼 グローバル事業本部グローバルHR担当部長の田中 一郎さまにご登壇頂くことになりました。

タイトルは「多国籍体制の組織づくり~M&Aで獲得した海外人材の活用」です。

私自身とても楽しみにしております。是非、お早めにお申し込み下さい。

その後は、私から「30分間で外国人とコミュニケーションができる”英語もどき”」のお話を致します。ルール破りの英語ですが、社内に英語の壁を感じているようでしたら、お試し頂きたい手法です。

お申し込みは http://globalforce.link/?page_id=1582 でお待ちしております。
[追伸]
来年度の手帳(カレンダー)に下記勉強会の日程もお忘れなく!(^^)
2016年3月17日(木) 14:00-16:00
2016年5月19日(木) 14:00-16:00

場所:星陵会館(東京都千代田区永田町2丁目16-2)

http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html

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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記
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今年も大変お世話になりました。

この事業の準備室を作ったのが昨年の8月で約一年かけて準備を行い、今年の7月にインターコンチネンタル・ヨコハマで、一橋大学の米倉教授にモダレーターになって頂いたシンポジュームを開催。その後、10月勉強会、11月川崎産業振興財団でのセミナーと、怒涛のような一年でした。

たぶん、来年はもっと忙しい一年になることだと覚悟をしております。

globalforce(高度人財)の活用についてはさまざまな課題がありますが、弊社の事業によって、20代前半の若々しい優秀な外国人留学生たちが日本で活躍するようになってくれることを、心から願うばかりです。

来年には、初めてのROMAも開催します。何卒皆さまよろしくお願いします。
(http://globalforce.link/?page_id=1547)

来年も、皆様にとりまして良い一年となりますことを祈念しております。

ありがとうございます。合掌。
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異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
~ 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く ~
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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)