globalforce.link通信

globalforce.link通信 第0019号 [2016.2.4.]

グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0019号)

2016.2.4.

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・globalforce(高度外国人)に関連する人財活用のエッセンス、採用、教育 ・
・本音トーク、法令関連にいたるまで、さまざまな情報を発信します。  ・
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皆さま、お元気様でございます。
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。

よく「外国人留学生を採用して成功しているところはありますか?」と聞かれることがあります。その度に、ご質問をくださる方が留学生に対して『過度の期待』と『過度の不安』を持っているのだろうな~と感じます。

今回はそのご質問に関してフォーカス致します。

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■トピックス■
1.今週のフォーカス「新入社員に求めるもの」
2.勉強会・セミナー等のご案内
3.摩訶珍(まかちん)編集後記
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┃1┃今週のフォーカス「新入社員に求めるもの」
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変化の激しい時代において、企業が生き残るためには「多様性が重要」であることに異論を持たれる方はいません。しかし、多様性が何であるかを理解している方は少ないのが現実です。

多様性とは、「同質」の意見や考え方の人以外の、「異質」な人たちを受け入れる適性です。「異質」という響きからも、『水と油』的な相容れないものを感じますが、それでも私たちは『多様性』が必要だと感じているわけです。おもしろいですよね。

多くの人事の方から、「外国人留学生を入れて成功しているところはありますか?」という質問を受けます。たぶん皆さん、『異質』なものへのアレルギー反応があるのでしょう。また、過去の経験や、人の噂、またご自身の偏見があるのかもしれません。

実はその手の質問を受けるたびに、私自身の心の中に「何をもって成功というのだろう?」という疑問がわきます。何となく話を聞いていると、ポイントは「すぐに辞めないか?」「日本人の輪に溶け込むか?」をイメージしているように感じます。

しかし企業の採用担当者なら、本来「会社に利益を生ませる人財かどうか」を判断すべきではないでしょうか?極端に言えば、一年しかいなくても、たとえば大発明をして莫大な特許料で会社に貢献してくれれば良いのかもしれません。もちろん、組織には様々な部署があり成り立っているので、そんな人ばかりが必要というわけではありませんが、採用担当者としてどういう資質の人財が必要か明確にしなければならないはずです。

また、どの部署に配属して、どういう成果を期待するかという「明確な期待値」が日本企業には希薄すぎます。そのため、企業が求める人物像やスキル、能力は、配属先がどんな部署であっても同じになり、個の意識の強い人ほど、その状況は耐え難く、結果的に実は日本人学生でさえあれだけ苦労して採用したにも関わらず平均3割以上が数年で辞めるという残念な結果になっていると考えます。

外国人留学生は異文化で育った人たちです、まさに「異質」な人財です。彼らを特に何の意識もなく、今まで通りの「日本人」を雇う意識だけで採用していれば、期待通りになる確率は低いでしょう。

ただ、思い出して下さい。企業は多様性を求めていたはずです。

単に労働者不足の「穴埋め」で採用するのなら、globalforce(高度外国人)を採用することはお勧めしません。それでは、彼らがかわいそうです。彼らに活躍してもらえる場を作ることなしに、数合わせをしても良い結果は出ません。

異文化の人財は、貴重です。彼らは、私たちの既存概念の枠の外にいる。だから、扱いづらく失敗しやすい。そして、だからこそ私たちの気が付かない世界を開いてくれる可能性があります。是非、留学生を、目的をもって採用してください。そして、その目的のために、彼らが活躍できる場を創出するための、新たな努力をしてください。

必ず、彼らは応えてくれるはずです。

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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]
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次回の勉強会は、
日時:2016年3月17日(木) 14:00-16:00
場所:星陵会館(東京都千代田区永田町2丁目16-2)

http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html

となります。

タイトル:『Buddy Careの極意 ~globalforceを辞めさせない方法~ 』(仮)
をお話ししたいと考えています。

実は、さまざまな企業で多様性を求めて外国人を採用したが、どうも彼らは直ぐに辞めるという『お小言』を聴きます。それを解決するために作りました当研究所の”Buddy Care Program” (Buddyとは相棒)のエッセンスを皆様にご紹介致します。

まだチラシやWEBの準備ができていないので、ご応募はもう少々お待ちください。
多くの企業の方々のご参加を心よりお待ちしております。(^^)

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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記
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前回の勉強会にご参加いただいた企業の方から、英語の発音について「なるほど!」というアドバイスを頂きました。

>>日本人言葉の抑揚はフラットであり、日本語は口を上下に
>>開けますので単語の発音は最初の部分に力を入れるや口を
>>横に開き発音するなどを加えたら、通じやすいのではない
>>かと昔を思い出しました。

アメリカ人の写真をご覧になるとわかるのですが、彼らは口角を上げて、上の歯を見せて微笑んでいます。それをイメージして話すと良いかもしれません。ちなみに、私は昔、割り箸を噛みながら英語の発音を練習した記憶があります。(^^;)

ただ、正直なところある程度の年齢を超えると発音を習得することはかなり難しくなりますので、無理せずにゆっくり話すことを心がければ良いと思います。相手は何となく意味を察してくれますから…。(^^;)

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異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
~ 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く ~
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┘    代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ
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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)