コラム

globalforce.link通信 第0099号 [2019.7.22.]

グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0099号)

2019.7.22

みなさま、お元気様でございます。(^^)
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。

摩訶珍(まかちん)編集後記にも書きましたが、私も学ばせていただいている《盛和塾》の稲盛塾長の言葉に

「真剣に一生懸命頑張ると、神様が可哀想だと思い手を差し伸べてくれる」。そのような「他力の風」を受けることは誰にでもできる。というのがあります。

これって、とても幸せなことですよね。皆さんにも「他力の風」が吹きますように!

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■トピックス■

 1.今週のフォーカス「日本人のコミュニケーション力」

 2.勉強会・セミナー等のご案内

 3.摩訶珍(まかちん)編集後記

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┃1┃今週のフォーカス「日本人のコミュニケーション力」

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 「ハイコンテクスト文化」の日本社会では、空気を読むことを求められ、議論を好まない傾向があります。

元来、日本人は議論が苦手です。

特に、「ローコンテクスト文化」の人が自己主張をして迫ってくると、議論を回避してしまいます。

しかし、議論を回避することで問題が解決することはありません。双方がストレスを抱えたまま決裂してしまいます。

つまり、問題は解決しません。

日本人にとっては「もう十分だろう」と思っていても、ローコンテクスト文化の人にとっては
「私のことをわかってくれない」と思っています。

元来、「ハイコンテクスト文化」と「ローコンテクスト文化」の人は、お互いが努力しない限り、
わかり合うことができません。

《わかる》には、3つの漢字が当てはまります。

 分る:状況がわかる、状態がわかる、理解する、受け入れてくれる(:話が分る)
 解る:理解する
 判る:判別する

《わかる》を「ハイコンテクスト文化」の日本人は『分る』と取り、「ローコンテクスト文化」の外国人は『解る』と取っていると考えると良いでしょう。

企業は雇用側です。必要に応じて解雇することもあるでしょうが、それまでどのような努力をしてきたでしょうか?

よく聞くのが「いくら説明しても、相手は理解しようとしない(理解できない)」という言葉です。

そして「親切に丁寧に、何度も、そして何人もの人が話したので、十分にやることはした」…と。

ご担当者の心中は理解致します。(「ハイコンテクスト文化」の私たちには、とてつもないストレスですから…。)

しかし、あえて厳しく申し上げるのなら、相手の『提案』『疑問』『意見』『不平』『不満』『クレーム』に対して、本当に真剣に考えたかどうかを問いたいと思います。

彼らの「問い・考え」に、『諸般の事情により』は理由になりません。
『組織の論理』も理由になりません。

「ローコンテクスト文化」の人は『場の雰囲気』を読むことも、『過去の歴史』や『慣例』などに何の価値も見出そうとしません。

私たちからすると、まるで「子供のわがまま」のようでも、相手は《真剣》です。

真剣な相手に、決定者・責任者が分らない役所の『たらい回し』と同じような応対をしても相手は納得できません。

あやふやな返事も、NOの返事も、その「決定者・責任者」が見えなければ、さらに自己の主張を理解させようと、より真剣に「体当たり」してきます。

その姿に、私たち日本人は、辟易し、嫌気がさしてしまうのが一般的です。
さて、それではどのようにしたらよいのでしょう。

真剣に対峙するしかありません。

そのためには、どんなに非常識な考えに見えても、まずは相手の考えを理解する努力が必要です。

そして、口頭では相手の考えが断片的にしかわからないので、相手に必ず5W1Hで「レポート」にして書かせてください。

そして、少しでも理があると思ったら、完全否定するのではなく、その可能性を共に真剣に探究することです。

そして、時間を掛けてその方向に進む努力を約束することが大切です。

さらに相手は会社の事情などお構いなしですから、様々な障壁(予算、人員、時間、他)があるのなら、
それを相手がわかりやすく説明することです。

また、全く理がないと思ったら、これも拒否するのではなく、「理がないと思う理由」を相手に真剣に伝えることです。

少なくとも、高等教育を学び、努力し、やる気と希望を持っている人財です。

暴れ馬のように見えても、使いこなすことさえできれば、戦場で一番槍を立てることができる可能性を秘めています。

その潜在能力をいかに引き出すことができるか、そのための試練だと思い、コミュニケーション力を高めてください。

トラブルを抱えている日本企業の皆さんには、今が、多様性の洗礼を受ける時期だと思って欲しいと思います。

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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]

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(1)《globalforce circleセミナー》のご案内

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次回の第18回勉強会は、 2019.10.24(木)  14:00~16:00 を予定しております。
主題については、9月頃ご案内いたしますので、予定の確保をお願いいたします。

また現在、異文化コミュニケーション研究所では、外国人とのコミュニケーションが向上するプラクティカルなセミナーを検討しております。

詳細が決まりましたら、別途ご連絡をいたしますので、楽しみにお待ちください。

(2)《neoGET TOGETHER》のご案内

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日本で働く意志とやる気のある《優秀な》留学生と、ガチでコミュニケーションが取れる就活・採用イベント
《neoGET TOGETHER》は、毎回企業さまにも、留学生たちからも好評を頂いております。

新人教育の最中でまだまだお忙しいことかと思いますが、次回は

 第六回 2019. 9.26.(木) 16:00~19:00

です。

== <今後の予定> ==================================

 第七回 2019.11.28.(木) 16:00~19:00

ご案内は適宜して参りますので、予定の確保をお願いします。
皆さまからの、お問い合わせをお待ちしております。

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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記

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 《盛和塾》ってご存じですか?

京セラの創業者である稲盛和夫氏がボランティアで塾長となり、経営者が学ぶ場です。

今年で塾は解散となります。理由は、稲盛塾長がご高齢となってしまったからです。

全世界に、一万四千人もの経営者を塾生に抱え、経営者の姿勢、心についての指導をされてきたのが
稲盛さんです。

塾長は「経営者は清い心で世のため人のために利他の心をもって誰にも負けない努力をすること、

従業員の物心両面の幸福を追求すること…。」を説いています。

壁にぶつかったとき道に迷ったときに、私も含め、多くの経営者が、塾長の言葉によって救われ、力を得、頑張ってきました。

大切なことは、子供の頃に親から教わった「素直な心」。

日本には、そんな教えを得ているたくさんの経営者がいることを誇りに思い、希望を感じています。

稲盛塾長に、心から感謝し、少しでも教えに近づけるように精進していきたいと思っています。

 

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  異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
  『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
 〜 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く 〜
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■□    **** 異文化コミュニケーション研究所(R) **** 
■□   〜 日本を世界中の優秀な人財が活躍する国にする 〜
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■□ 企業の生き残り・革新のために、『人財の多様性』は不可欠です。
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■□ 弊社は、白羽の矢を立てるべきは「外国人留学生」だと考えます。
■□ 日本語が使え、日本文化に造詣がある「優秀な留学生」が日本には
■□ たくさんいます。そして、彼らは日本で働きたいと思っています。
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■□ 多様な異文化視点を持つglobalforce(高度外国人財)を活用する
■□ ことで、「新たな価値の創造」につなげることができます。
■□ ”globalforce”は企業にとって貴重な人財です。
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■□ しかし、多様性を受け入れることはチャレンジングなことです。
■□ 一筋縄ではいかない。障害物競走のように、いくつもハードルを超
■□ えて行かなけばなりません。当研究所は、採用から活用に至るまで
■□ 企業のチャレンジをお手伝い致します。


※本メールは、当研究所関係者と名刺交換をさせて頂いた方、
セミナー等にご参加頂いた方々等、ご縁を頂いた方々にお送り
致しております。

 いつもありがとうございます。


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┘    代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ

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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)