コラム

globalforce.link通信 第0110号 [2020.4.1]

グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0110号)

2020.4.1

みなさま、お元気様でございます。(^^)
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。

ここ数ヶ月、新型コロナウィルスのニュースばかりで、世界中の人が精神的にストレスを抱えているような気がします。

昔聞いた話で真偽の程は定かではありませんが、ベトナム戦争の頃の拷問に、椅子に固定した人の頭の上から、定期的に一滴ずつ水を垂らすというのがあったそうです。小さな刺激(ストレス)を継続的に与えると人は精神的に破綻するらしいのです。

小さなストレスでも、積み重なって心を蝕みます気を付けなくてはなりません。

潜水艦や宇宙船で何か月も生活する人たちに比べれば、週末の「自宅籠り」など大したことないはずです。

病は気からと言いますからね、ストレスを発散する「別の方法」を探してみましょう。もしかしたら、新たな文化がここから生まれるのかもしれません。

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■トピックス■

 1.今週のフォーカス「幕の内弁当」

 2.勉強会・セミナー等のご案内

 3.摩訶珍(まかちん)編集後記

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┃1┃今週のフォーカス「幕の内弁当」

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多くの日本企業は、日本人の採用には長けていますが、外国人の採用については「素人」です。

たとえば川魚釣りの名人が、海に行って釣りをするようなものです。「川釣り」のノウハウがそのまま「海釣り」に通用するはずがありません。でも、同じ「魚」だからと全く同じ方法で釣りをしているのが日本企業の現状です。

川魚では、何百キロという重さの魚はいません。

外国人を採用する際には、日本人を採用するときとは異なった意識が必要になります。その意識を持たないと、気が付かないうちに「得難い人財」を逃してしまいます。

たとえば多くの日本企業では「総合職」と「一般職」の区分に分けて採用していますが、この総合職というのは、言い換えれば「あなたは就社をしますね。採用後どんな部署に入っても文句を言わずに仕事をしますね。」「はい、なんでもやります」というお約束をすることです。

「なんでもやります」というのは、「なんでもできます」という裏返しです。そういう視点では外国人従業員には言葉のハンディキャップがあるため「なんでもできる」とは言い切れません。さらに、日本人は義務教育で学んでいる「共通項」があるのですが、彼らは異なった教育カリキュラムで学んでいるので知識内容が異なります。日本の歴史については、ほぼ知識ゼロの外国人も多いので、そのあたりも配慮しなければ仕事がスムーズに進まないことがあります。

日本企業の求める人物像は、ある意味「幕の内弁当」的な人だと言えます。

幕の内弁当の中身は、ほんの少量のものが、万遍なく入っていて、一つ一つは美味しいのですが、腹いっぱい食べたという満足感はなく、何を食べたのかの印象も薄い。外国人従業員に、バランスの良いお弁当的なものを求めることで、結果的に特徴のある優秀な人財を逃すことにつながることが多いのです。

高度外国人財は「豚の丸焼き」、「大間のマグロ」、「七面鳥の丸焼き」のようなものです。単品で美味しい。ガッツリ腹いっぱい食べたという満足感があります。ワイルドな食材です。

そんな人財が日本企業にマッチするのか?と不安になるかもしれませんが、もちろん環境が人を育てるので、入社後の教育で、企業文化に適応していきます。幕の内に入る食材を探す的な視点で採用選考を行うと、特徴のある優秀な外国人の採用がとても難しくなります。

また彼らは、日本人の視点で「幕の内」的な履歴書の書き方さえ知りません。ですから、アピールすべきポイントが合っていないことが多いのです。

外国人の採用を検討されるなら、飛行機の中で注文を受けるCAの質問のように「Fish or Chicken」的な、まずは「肉」が欲しいのか「魚」が欲しいのかだけを決めて、欲しい人財に類似すると思ったら、まずは会ってコミュニケーションをするのがよいとお考え下さい。

「幕の内弁当」の中に、外国人従業員をイメージしないことがカギです。

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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]

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小池東京都知事のさまざまな自粛要請で、さらに私たちの身近に新型コロナウィルスの魔の手が迫ってきているように感じます。

当研究所の各種イベントも、その動向に合わせて決定して参りますので、ご理解の程お願いいたします。

(1)《第19回 globalforce circleセミナー》延期のご報告

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 2020年2月26日に予定をしておりました、

      目的達成のためのダイバーシティとの共生
 ~ 高度外国人財にイキイキと活躍してもらうためのステップ ~

セミナーですが、新型コロナウィルスの蔓延防止のために延期とさせて頂きました。ご予定を入れて頂いていた皆様には大変申し訳ありませんでした。

しばらくは人が集まるイベントの自粛が続くようですが、仕方ありません。いずれ収まりましたら実施したいと考えております。

当研究所も折角準備をしていたのでとても残念です。ワークショップで予定していた《桃栗三年柿八年》も次回まで延期となりますが、是非お楽しみにしていてください!

(2)《neoGET TOGETHER リクルートイベント》のご案内

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 新型コロナウィルスの蔓延防止に伴うイベントの自粛がなければ、下記の通りに実施を行う予定です。

 毎回企業さまにも、留学生たちからも好評を頂いているマッチング・イベント《neoGET TOGETHER》のご案内です。当研究所が厳選した優秀な外国人留学生だけが集まります。

  第8回《neoGET TOGETHER》 2020年5月20日 16:00 – 19:30

 当研究所が独自のコミュニティによって集まってくる留学生は、ほとんどが文科省やJETRO等の奨学金をもらっている程。とても優秀で、日本語も堪能です。

  

■□ 当日の予定 □■

《第1部》 16:10~17:00
・企業&留学生紹介《First Contact》
   企業さま各5分、留学生各1分の自己紹介
・高度外国人の声「日本企業で働く」
   日本企業で働く外国人の方にお話しをして頂きます

《第2部》 17:00~19:00
・留学生と企業の《オープンQ&A 》
   モダレータ:島崎 ふみひこ(異文化コミュニケーション所長)
・懇談《Free Free Talking》 
   ご興味のある留学生とじっくり懇談できます

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   詳細&お申込みは、 https://www.globalforce.link/event へ!

    Tel:045-307-8248  mail: contact@globalforce.link

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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記

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週末の外出自粛要請で、満開の桜を楽しむ余裕がありませんが、仕事の行き帰りのちょっとした時間を使って、「春」を楽しむ心の余裕を持ちたいものです。

桜を題材にした、お気に入りの曲を聴きながら、自然に感謝をして。

 

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  異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
  『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
 〜 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く 〜
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■□    **** 異文化コミュニケーション研究所(R) **** 
■□   〜 日本を世界中の優秀な人財が活躍する国にする 〜
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■□ 企業の生き残り・革新のために、『人財の多様性』は不可欠です。
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■□ 弊社は、白羽の矢を立てるべきは「外国人留学生」だと考えます。
■□ 日本語が使え、日本文化に造詣がある「優秀な留学生」が日本には
■□ たくさんいます。そして、彼らは日本で働きたいと思っています。
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■□ 多様な異文化視点を持つglobalforce(高度外国人財)を活用する
■□ ことで、「新たな価値の創造」につなげることができます。
■□ ”globalforce”は企業にとって貴重な人財です。
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■□ しかし、多様性を受け入れることはチャレンジングなことです。
■□ 一筋縄ではいかない。障害物競走のように、いくつもハードルを超
■□ えて行かなけばなりません。当研究所は、採用から活用に至るまで
■□ 企業のチャレンジをお手伝い致します。


※本メールは、当研究所関係者と名刺交換をさせて頂いた方、
セミナー等にご参加頂いた方々等、ご縁を頂いた方々にお送り
致しております。

 いつもありがとうございます。


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┘    代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ

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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)