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オオカミ少年になる勇気

嘘はいけませんが、結果的に嘘になってしまうことって、防災です。

「津波が来るぞ~!」と叫んで、皆に避難を促しても、結果的に潮位が10cm位しか上がらないことなんてよくあります。

命に係わるような、大震災は、毎年襲ってくるものではありません。どれがそれに当たるのか分からない。でも、いつか来ることも事実です。

また誤報かよ~!と言われると、自分が「オオカミ少年」になったような気になるのがリーダーです。

情報を受け取る側の人たちは、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という傾向があります。あの3.11の記憶が薄れるに従って、きっと私たちは、警報に鈍感になっていくのでしょう。

だからこそ、「オオカミ少年」は、大きな声で、そして使命感を持って、危険だ!逃げろ!避難してください!と毅然とした態度を持って発信し続ける

必要があるのだと思います。

人の命など、天災の前では風前の灯火でしかありません。だからこそ、ちょっとした「気の緩み」はとても危険なのです。

さてリーダーの皆さん、「オオカミ少年」になる勇気はお持ちですか?

島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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