シンガポールでも外国人採用に逆風-景気後退で自国民の雇用優先
清潔で効率的、税率も低いシンガポールはこれまでずっと、アジアで働こうとする欧米人から選ばれてきた。
よく比較される香港が、街頭での抗議活動や中国が制定した香港国家安全維持法(国安法)で混乱していることもあり、シンガポールは世界中から優秀な人材が集めることができるはずだ。
だが過去最悪のリセッション(景気後退)に見舞われているシンガポールでは、事業拡大・採用計画の見直しを強いられる企業もある。失業が増える中で、自国民の雇用を外国人が奪っているとみる風潮が広がっているようだ。