マリー・アントワネット 最後の日々
ドラマを除き、最近の民放は質が落ちている気がしています。
一方、NHKは歴史・科学・文学・地理の面で興味深い番組が多く、録画しておいて時間がある時に観るようにしています。
ご覧になった方も多いかと思いますがこの週末に再放送のあった「マリー・アントワネット 最後の日々」は、フランス革命に対する私の認識を変えました。
マリー・アントワネットの「パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない」と吐いた言葉が有名ですが、これも本人の言葉ではありません。(番組の中では説明はありませんが)悪意ある情報発信、理不尽極まりない裁判が成立してしまう社会、それらを知ることで、私の中で美化されていた「フランス革命」の印象はガラリと変わりました。
これは、当時のフランスの民衆だけのことではありません。今の私たちにも共通している、人間の愚かさによるものです。民衆を陽動するために情報を操作し、保身のために権力を悪用する。そして、民衆のストレスは「集団ヒステリー」で暴挙に現れる。
是非、ご興味のある方はご覧になって下さい。