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好奇心

赤ちゃんは、お母さんが傍にいないと、不安になるからでしょうか、体中の力を振り絞って泣き叫びます。私の知る限り、すべての動物がそうだと思います。

ところが、ある程度大きくなって「巣立ち」や「親離れ」が近づくと、好奇心に任せて、親の目のないところでも、様々なことに興味を持ちます。

人は変わることに抵抗する生き物だと言われますが、それは精神的に「乳離れ」していないからなのではないでしょうか?

または「年老いている」ということの現れかもしれません。

青春時代、誰しもさまざまなことに興味を持ち、チャレンジをしていたはずです。好奇心旺盛で、知らないことに興味を持つ、もっと上達したい、もっと遠くへ行きたい…という欲望が私たちを動かしました。

つまり、好奇心や欲望は、変わることを「必然」として受け入れ、自分や、周り、未来が変わることに、恐怖心や不安など持つことはないということです。そんな意識さえ湧いてきません。

青春時代とは、実年齢の意味合いではなく、この好奇心と内から湧いてくる欲望を持つ時期のことだと私は思います。

変化を望まないというのは、先が読める年齢になったからだと、悟ったように勘違いする人もいますが、「あなたは先など読めますか?」

短い期間の経験値だけで、未来が予測できると本当に思っているのでしょうか?

単に、恐れや不安に負けているだけではないでしょうか?

変化を望まないとは、好奇心を失った老人と、乳首を求める赤子のレベルなのではないでしょうか?

皆さんは、どんな生き方を求めますか?

私は、臆病ですが、いつまでも青春でありたいと思うのです。

変わることへの恐怖や不安よりも、好奇心が上回った方が人生は楽しいに違いないからです。

どのみち、人生など躊躇していればあっという間に終わってしまいます。

島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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