未知を無知と勘違いするシニア
「君はバカだね」こんな言葉を言われたことはありますか?
そして「そんなことできるわけないだろう!」と部下の提案に耳さえ貸さな
い。
実は、そんな上司がたくさんいるのが現実世界です。
彼らは経験したことのない「未知」の世界を想像することができず、自分の
経験からはありえないと、「無知」扱いしてしまいます。経験がないため判
定や分析ができないためです。
その発言力は、経験に裏付けられているため、部下がなんと言っても意見が
通ることはありません。
しかし、このように経験がないために「判定基準(経験)がないものを絵空事
と扱う」という考え方から脱却できないと、未知の課題に対して対応できな
い「変態できない貧弱な人財」になってしまいます。
判定基準がないということは、分析できない、でも、そんな未知の世界には、
私たちの経験したことのない何かが存在する可能性があることも、認め受け
入れることが重要です。そして、小さな失敗を繰り返しながら、道を切り開
くことで、ライバルより先に進むことができます。
シニアは自分の「無知」に気づかないのかもしれませんが、ここ数十年の間
でさえ、パーソナルコンピュータの出現、インターネットの出現、スマホの
出現、そして新型コロナウィルスの出現と、私たちが全く経験をしたことの
ないものが次々と現れてきているのです。
開眼するのには、ダイバーシティを導入することです。未知の世界に自ら足
を踏み入れる勇気を持つことです。高度外国人財の採用を日本企業に勧める
最大の理由がここにあります。外国人を単なる通訳程度にしか考えていない
日本企業にこそ、「未知」へのチャレンジのため高度外国人財に投資するこ
とを心より勧めます。
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用