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異文化コミュニケーション的交渉術(人間とhuman)

英語では、人間のことを『human』と言います。
また日本語では、humanのことを『人間』と言います。

私たちが使う「人間」とは、Wikipediaによると
>>・人のすむところ。世の中。世間。
>> 人が生きている人と人の関係の世界。
>> またそうした人間社会の中で脆くはかないさまを概念的に表すことば。
>>・(社会的なありかた、人格を中心にとらえた)人。また、その全体。
>>・ひとがら。「人物」。

とあります。子供の頃に「人」という字は、お互いに支え合うということを

示していると教わりました。


そして、「human」とはネットで調べたところ

>>ラテン語のhumanus 「人類に属する者」から出来た言葉で、hu は、
>>地上、地面を現す言葉、つまりhuman の意味は、「地上の人間」
>>という意味。
>>動物学上のヒトを homo (あるいは homo sapiens )と言いますが、
>> これも地上の者と言う意味。一方、manには、印欧語源の「考える」
>>とか「知力」の意味がありました。
>>心のmind、 精神のmental も、同じ語源です。
>>よって、man の意味は、「知能を持った者」という意味でした。
>>根本的に、この知能・知力の点で、人間は、動物のanimal とは、
>>違うことになります。
(参照:http://www.ryugaku-usa-teacher-trajal.net/2013/11/human-25b1.html#:~:text=human%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E%E3%81%AEhumanus,%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

とあり、あくまでhumanという存在は、知恵や心・精神をもったanimalとは

違う者という感覚です。


つまり、humanという言葉を使う人たちと、人間という言葉を使う人たちと

は、同じ存在を見ていても根本的に意識するところが違うということです。

異文化コミュニケーション視点で交渉を成功裏に終わらせるためには、この

ように同じ「存在」に対して、全く違った発想から思考が開始される多様性

が存在することを、腹の底で納得した上で、相互に理解し合うことです。

(そのためには、謙虚な「学び」が必要不可欠です。)

私たち日本人は、お互いに支え合う人間関係を大切にしますが、humanとい

う言葉を使う人たちは、神や他の動物との違いから発想し、知恵や心・精神

を与えられた、地球を支配する存在として意識し、行動を起こしています。

国際社会において、トラブルや摩擦が起こるポイントを思い返してみると、

なぜそれが生まれているのか、この人間とhumanとの視点の違いから、何と

なく理解できてきます。

より多くの言葉でその「多様性」を知ることで、お互いが納得できる解決策

を導き出すことができてきます。


異文化コミュニケーション研究所(R)
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