神奈川県庁
神奈川県の県庁って、行かれたことありますか?
とてもレトロな建物で、歴史を感じます。擦り減っている階段を見ると、
「多くの人がここを歩いたのだろうな~」と感慨深いものを感じます。
訪問される際に、是非、建物の入り口にある表札をご覧になって下さい。
また遠方の方は、「神奈川県庁」とGoogleで調べて画像をチェックすると直
ぐに見つかります。
古い字体で「県庁」が書かれています。
パソコンでその字が出てこないのですが、県は「左側に県、右側に係」、庁
は「まだれ偏に聴」が書れています。
この文字をよく見ると、古い県庁には「目」と「耳」が含まれています。
つまり県民の生活ぶりを良く見ること(または監視すること?)、そして県
民の声を聴くことを意味しているのだと思います。
さて、振り返って現代の(日本中の)『県庁』は、県民の暮らしぶりを良く
見て、県民の声を真摯に聴いているでしょうか?そして私たちは、彼らに私
たちの声を届ける努力をしているでしょうか?良く考える必要があるように
思います。
県庁の皆さんには、是非、県民の声にしっかり耳を傾け、県政を行って欲し
いと思うばかりです。それと同時に、私たち県民も、県庁に身を委ねるので
はなく、主権者である私たちには同時に義務を持つことをしっかり理解して、
それぞれの県を豊かにしていきたいものです。それこそが、本当の《自治》
だと思います。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用