5.さあ、行こう留学だ![1999年11月4日発行]<第5話 人情だよな~>

1999年に発行したメールマガジンのため、現在使われていないメールアドレスや、内容がそぐわない情報もございます。何卒ご理解のほどお願いいたします。


 

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さ あ、 行 こ う 留 学 だ !
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発見とハプニングの連続。留学はとてもエキサイティングな人生の
「探検」だ。さあ、君も行こう留学へ!!

■ 今週の <目次>————————————————■
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★ 著者から       ………….. 来週はシンガポール!
★ さあ、行こう留学だ! ………….. 第5話 人情だよな~
★ ご質問コーナー    ………….. 恥って心を開かないこと
★ お知らせ       ………….. メールのご返事

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【著者から】
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もう今年も、あと2ヶ月を残すだけになりましたね~。
来年は、2000年。どんな未来が待ちうけているのでしょうね。楽しみですよね。

来週シンガポールに行って来ます。会社を1週間休んで、プライベートの旅行です。
一年ぶりなので、楽しみです。(^^)v あちらには、現地の友人も、それから日本
人の友人もたくさんいるのですよね~(会社関係では、日本人の友人が一人もい
ないのですが..^^;)

私の未完成のホームページにリンクさせていますが、シンガポールでは、海援隊
なる、「いい国つくろう!」の勉強会を主催しておりました。ご覧になってくれ
た方もいると思いますが、是非一度ご覧下さい。(変な政治結社ではありません
から、ご心配なく)

さて、今回は駅(電車)を舞台にした、なかなか面白いお話です。
お楽しみ下さいね。

最近、風邪が流行り始めているので、みなさん外出したら必ず「うがい」を忘れ
ずに!

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【さあ、行こう留学だ!】
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<第5話 人情だよな~>

ニューヨークの地下鉄は、危ないことで有名だ。でも、ニューヨーカー
の足として使われているのだから、路線を選んだり、時間帯を気にすれ
ば、ほとんど問題はない。日本ほどではないにしろ、通勤ラッシュだっ
てきちんと存在する。ただ、落書きだらけの車両と、ちょっと電灯の数
が少なく、鉄骨やコンクリートむき出しの駅が、その危険地帯のイメー
ジをどうしても抱かせてしまう。

旅行に出たら、分けが分からなくても、とにかく現地の人たちの交通手
段を利用して出歩くことを勧める。日本国内だって、ちょっと知らない
土地に行くと、どうやって目的地へ行ってよいやら分からないことが多
々ある。ましてや、海外。地名も聞いたことのない場所なのだから、も
っと大変だ。

でも、あえて公共の交通手段を使ってみよう。
すると、当然迷う。迷えば、どうしたって誰かに助けを求めることにな
るから、コミュニケーションをとることになる。不思議とそういったこ
とで、人の温かみに触れ、旅の思い出になる。

「自分は○○に行きたいのだけど、駅の場所を教えてほしい」。
「電車賃はいくらだ?」等々、質問してみよう。

すると、君の戸惑い具合で、駅まで連れていってくれたり、切符の買い
方まで教えてくれる人だっている。世界中、もちろん悪い連中もたくさ
んいるけど、基本的にみんな優しい。それを感じることだけでも、旅の
価値はあるし、自分の中の優しさも育むことができる。

ちなみに、ぼくの社会人になってからの経験だけど、なかなか面白い話
しを紹介しよう。あれは、オランダにチューリップを見に行ったときだ。
「地球の歩き方」を片手に、イギリスからフェリーに乗って一路アムス
テルダムへ向かった。途中、オランダ人の女の子と友達になったり、旦
那さんがアメリカ人で、奥さんが日本人の若いカップルと仲良くなった
り、たった数日の旅行だったけど、いい思い出を作ることができた。

オランダでの交通手段は、もちろん電車とバス。
美しい田園風景や、一面のチューリップ畑を楽しみ、イギリスに帰国す
る前日は田舎町にある安いホテルに泊まった。たまたま、最後の日はち
ょっと小雨が降って少し肌寒いあいにくの天気だったのだけど、それで
も、数日間の楽しい思い出で心はウキウキしていた。

朝8時ぐらいの田舎の駅は、まったく人の気配がなく、のんびりとしてい
て、線路に咲いている雑草たちが、朝もやにしっとりしていた。

電車を待っていたぼくは、ホームのベンチに座り、歴史のありそうなその
駅の雰囲気を楽しんでいた。しばらくすると、やっと一人のおばさんがホ
ームにやってきて、隣のベンチに腰掛けた。

旅に出ると心がなごむせいか、その知らないおばさんにも「ニッコリ」し
て「ハイ!」と挨拶をし、再びまわりの風景を眺めていた。4月とはいえ
ヨーロッパの春はまだまだ寒く、小雨のせいもあって息が白くなっていた。
もちろん、隣のベンチに座っているおばさんも寒そうにして手をこすった
りしていた。

すると、そのおばさんぼくに話しかけてきた。

「○△□×、△○×!」…
そのおばさんはきっとオランダ人。多分、オランダ語を話してきたのだと
思う。イントネーションや発音の感じから、ドイツ語っぽい話しっぷりな
のはわかるのだけど、英語以外の外国語を知らないぼくは、何を言ってい
るのかさっぱり分からない….はずだった。

でも、なんとそれが理解できたんだ!
おばさんは、ぼくに向かって「寒いわね~」と言って来たと感じた。
ぼくは、何気なく日本語で「寒いですね~」と返事を返すと、おばさんは
続けて駅のホームにあった個室の待合所を指差して「あそこに入りましょ
う、寒いから。私、駅員に交渉してくるから。」と言ってトコトコと駅長
室にまで歩いて行ってしまった。おばさんは、間もなく戻ってきて「ケチ
よね~、すぐに電車が来るから開けてくれないって言うのよ。全くひどい
わよね!」と言っていた。….多分。ぼくも、「仕方ないね、我慢しまし
ょう。」とやはり日本語で答えた。

その間、ぼくの相槌も、返事もすべて日本語だったのだけど、おばさんも
ぼくの話していることがわかっていた様子だった。

とても不思議なことだけど、先入観を取り除いて、心と心を触れ合うと、
言葉の違いなんてコミュニケーションの妨げにはならないんだよね。

これは、本当に貴重な体験だった。

君も留学したら、是非どんどん知らない土地に足を運んで、人の心に触れ
てほしい

さて、話しを元に戻すことにしよう。
ニューヨークの地下鉄内部で、強盗にあったとか、強姦されたとか、めち
ゃくちゃ悪い情報が世の中を横行しているけど、始めに書いたようにそれ
も事実かもしれないけど、ほんの一部の出来事だ。だって、日本だって見
方によっちゃ、世界中で最も危険な地下鉄だからね、あのサリン事件以来。
悲しいけど…。

その地下鉄で、なんとも人情を感じさせる「事件」があったそうだ。それ
を紹介しよう。

彼は、アメリカに滞在している日本人。ニューヨークに夢を追いかけてや
ってきた。しかし、世の中そんなに甘くない。現実の生活に追われて、日
々貧しい生活を送っていたそうだ。

その彼が、ある日ニューヨークの地下鉄に乗った。帰宅のため時間は既に
遅く、電車内は人影もまばら、路線はニューヨークの地下鉄の中でももっ
とも危ないと呼ばれているブロンクス方面への電車だった。格好は、ジー
ンズにTシャツ、そしてスニーカーとどこにでもいそうな若者の姿をしてい
た。

すると電車の向こうから、ガラの悪そうな連中がやってきた。もちろん彼
は知らないふりをしていたが、そのガラの悪い連中は何故か彼を取り囲ん
だ。もちろん、目的は「かつあげ」。金をよこせ!と凄みを掛けてきたそ
うだ。

しかし、その彼は貧乏だった。彼のポケットにはお金が一セントもなく、
さっき買った電車代ですべての持ち金を使い果たしていた。

だから、彼は「金はない」と答えたそうだ。

もちろん、相手はそんな言葉は信用しない。「おまえは日本人だろう。日
本人は金持ちじゃないか!」と、彼を押さえつけ、すべてのポケットを調
べたそうだ。でも、金なんて出てこやしない。本当に持っていなかったの
だから。

端から端まで調べた連中は、彼が本当にお金を全然持っていないことにや
っと気がついたそうだ。

すると、その連中のリーダーらしき男が、おまえも貧しいんだな~と言い
ながら自分のポケットから1ドルを取り出し、「これでピザでも食べな」。
と言って立ち去ったそうだ。(当時、ニューヨークの街で、チーズピザの
一切れを1ドルで販売していた)

「強盗から金を恵んでもらった奴は俺くらいだ!」と、彼は後に友達に自
慢(?)したそうだが、不思議な話もあるものだよね。

こういうのって、人情っていうじゃないかな…。
いろんなことがあるものだよね~。

(^^)v
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【ご質問コーナー】
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<   こちらで、ご紹介できないご質問は、随時「臨時増刊号」を   >
<   発行して参ります。また、メールを頂いてもご返事が遅れる   >
<   場合がありますが、ご容赦下さい。              >

■□ ご質問 □■

『言葉はあとからついてくる』に大賛成です。私は日本人以外の先生から英語
を習ったことがありますが、その頃いつも「最初はCouldかな?」と頭の中で文
型ばかり気にしていたので会話になりませんでした。中・高の英語の成績が良
く自惚れていた私にとってものすごいショックと恥でした。でもしばらく休ん
で一ヵ月後その先生に会った時…私はその間英語を一言も話さなかったのでか
なり忘れてしまっていたんですが、懐かしくて嬉しくて「もう言葉なんてYes
とNoでいいわー!」とやっと心から思えたのです。恥って心を開かないことな
んですねー!
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■□ ご返事□■

ctmさん、メールありがとうございました。

『恥って心を開かないこと』っていい言葉ですね。英語に限らず、不思議なも
ので身構えているとスムーズに言葉が出ません。どちらかというと、「エ~イ、
どうにでもなれ!」とばかりに、堂々(開き直る(^^?))としていると、何故か
すらすらと言葉流れるように出てくるんですよね。

好きな子に話せずに、その子の友達とばかり話していたら、その子の友達の方
から告白された…。なんてことが良くある話で、緊張すると何もうまくいかな
いですよね。

私たちは、日本語を文法も何も考えずに、話したり聞いたりしていますが、そ
れを意識して言語としての「日本語」」を話そうとすると、めちゃくちゃ不自
然になります。頭の中で、何を話すか事前に考えると、どうしようもありませ
ん。

英語も同じで、考えたら駄目なんでしょうね。きっと。
多分言葉を話すために使う脳と、会話するために使う脳の部分とは違っている
からなんでしょうね。

恥ずかしいなんて思うこと自体、恥なのかもしれないですよね。
Open Mind! 言葉なんて後からついてきますよね!

それじゃ!
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【お知らせ】
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メールをたくさん頂いているのですが、ご返事が追い付いていません。
折角頂くメールなので、ご返事にはすべてありきたりのコメントではなく、
気持ちを込めているので、時間がかかり、申し訳ありません。

何卒、ご容赦頂けますようお願いします。m(._.)m

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◇ メールマガジン『さあ、行こう留学だ!』    配信総数:965
◆ 発行日 :1999年11月4日 週刊(毎週木曜日発行)
◇ 編集発行:クリスタル島崎 mailto:crystal.shimazaki@nifty.ne.jp
◆ Copyright(C)1999 crystal_SHIMAZAKI All rights reserved.
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