コラム

15.報連相《2020年》

15.報連相

高度外国人財が日本企業に勤め始めて暫くすると、皆口を揃えて「あること」について日本企業のことを褒めたたえます。それは家族的な社内のチームワークについてです。

仕事は一人で成果を上げるものという考え方で育ってきた外国人にとっては、上司でさえ競争相手という意識が微妙にあります。ましてや同じ仕事をする同僚は、仲間ではありますが、ライバルとしての意識がとても強い。

そのため、報連相の重要性を説明しても、何をどの程度したら良いのか、分かったような顔はしていますが、正直さっぱり理解していないという場合が非常に多いものです。

入社して間もない頃は、先輩と一緒に仕事をするので、見様見真似で体得していく人もいますが、そのタイミングでポイントを習得しないと、後々面倒なことになるケースがあります。

ところが冒頭書いたように、日本企業の良さが分かってくると、この報連相がどれだけ仕事の助けになるのか、また同僚を助けることで、どれだけ幸せな気持ちになるか理解してきます。

たしかに日本企業は、劇的な出世や、給与のアップは期待できない仕組みではありますが、会社の中で、さまざまな経験や知識を得ることができ、気の置けない仲間と仕事ができるという環境は、彼らにとっての「外国」で生活することの寂しさや辛さを和らげてくれます。

是非、日本企業の文化を大切にして、なるべく早く彼らに報連相の本質を体感させてあげてください。

そのコツは…。ご相談お待ちしております。(^^)