コラム

11.家族手当《2021年》

11.家族手当

アジアの人たちにとって、家族は私たち日本人が考える以上の存在のようです。「従妹(いとこ)の子供が小学校に入るからお祝いを上げるんだ」という話を聞くと微笑ましいのですが、従妹の数とその子供たちの数を聞くと『驚いて』しまいます。

それに一族の中の「日本で働く輝かしい存在」には、様々な『出費依頼』が来るようで、日本的な冠婚葬祭のレベルを遥かに超えているようです。外国人の伴侶を得たことで、生活苦に陥ってしまった…。そんな話も世の中にはあります。

でも家族がいるから、心強く、幸せになれることも事実です。ですから、そんな彼らに対して、出来ることはしてあげたいものです。ある会社さんでは、何年間かに一度は帰国費用を出してあげるところもありますが、「外国人だけ特別」思われたら大変でしょうから、一方で日本人従業員たちとからコンセンサスを得ることも重要です。

従業員の幸福は、会社の幸福につながると考えれば、会社は時代に合わせて、出来うる範疇で、さまざまなことをしていくことが、これからは必要になっていくのではないでしょうか。