14.外国人を採用すること《2022》
コロナ禍、そしてロシアのウクライナ侵攻と続いているからでしょうか、オフィスで働く人財として、外国人を採用することへの企業の「熱量」が下がっているような気がします。
コロナ禍前は、少子高齢化や人財不足、グローバル化といったキーワードで、実際に採用するかどうかは別として、経営者も人事採用部門の方も「外国人採用」に関する情報収集に励んでいました。
ところが、コロナ禍でさまざまな部品が海外から調達できなくなり、さらに中国でのコロナ蔓延に伴う都市のロックダウン、その上、ロシアへの経済制裁による「諸刃の剣」状態での燃料費の高騰もあり、「これから大変な時代が来るかもしれない」という空気が漂ってしまい、外国人の採用のことなど忘れているようです。
太平洋戦争の後、諸先輩方の必死に頑張ってきたおかげで日本は豊かになりましたが、この豊かさが未来も続くとは限りません。
≪ OECDのデータ ≫
■日本の平均年収
2015年 3万7,265ドル(約428万円) 韓国より878ドル(約10万円)低い
2020年 3万8,515ドル(約442万円) 韓国より3,445ドル(約40万円)低い
■平均年収増加率の比較(過去30年間)
日本 : 1,636ドル (約19万円)増
韓国 :2万 130ドル(約230万円)増
既に、購買力平価ベースのGDPでは日本はすでに韓国に追い越されている
外国と比較する必要はないのかもしれませんが、もっと生産性の高い仕事をしていく必要があることは、概ね想像ができます。
そのためには、どんなことをしたらよいか?是非、社内で話し合ってください。
良い知恵が出てきたらよいですが、もしも良いアイディアが出てこなければ、異なった視点を持つ人財が必要に違いありません。