
限界は心が決めている
為末大さんの言葉をご紹介します。
1923年の1マイルレースで、フィンランドの選手が4分10秒3の世界記録を出し、
1954年のイギリス人選手が3分59秒4を出すまでの31年間、人類は4分を切れないと言われてきた。
しかし、記録が破られた僅か46日後に記録が破られ、
翌年には23人の選手が次々と4分の壁を越えた。
社会心理学では、人間はだれも成し遂げていないことはできないと思ってチャレンジしないのだが、だれかができると自分もできると思って挑むのだと説明している。
人間の限界は体ではなく、心にあるということである。
為末大
人は、何度チャレンジしても乗り越えられない課題に直面すると、次第に「どうせできない」と自分自身に暗示を掛けてしまうのかもしれません。
その繰り返される「どうせできない」という「無意識の暗示」は、乗り越えるために必要な「新たな気づき」を阻害してしまうのでしょう。
「自分にはどうせできない」ではなく、「他の人ができているのだから、自分にできないはずがない、どこかに何か方法があるはずだ」と暗示を作り替えることが大切なのだと思います。
今できないだけ。しっかり目を見開き、頭をフル回転させ、失敗に慣れることなく、失敗から学び、成功者との違いや差を前向きに受け入れ、努力し続ける。そうしていると、きっと「新たな気づき」を獲得できる。
そう心から信じること。
可能性は無限です。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
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