「なぜ採用したのか?」に答えられなかった
― 採用目的が曖昧だった企業の失敗事例 ―
N社は、グローバル展開を見据え、高度外国人財の採用に踏み切りました。
経営会議では、こんな言葉が飛び交います。
「これからはグローバル人材が必要だ」
「多様性を高めたい」
「海外売上を伸ばしたい」
方向性は正しい。
しかし、具体性がありませんでした。
採用は順調に進み、優秀な外国人財が入社します。
語学力も専門性も高く、期待は大きい。
しかし数か月後、現場からこんな声が上がります。
「で、彼に何を期待しているんですか?」
「日本人とどう違う役割なんですか?」
本人もまた、戸惑っていました。
「私は何を変えるためにここにいるのですか?」
「成果とは、何を指しますか?」
N社には“想い”はありました。
しかし、“目的”は言語化されていなかったのです。
その結果、
明確なミッションが与えられない
日本人と同じ仕事を担当
外国人だからこその強みが活かされない
半年後、外国人社員はこう言いました。
「自分でなくても良い仕事だと感じました」
能力の問題ではありません。
採用目的が曖昧だったことが、最大の失敗でした。
後にN社は、採用前に必ず問い直すようになります。
なぜ外国人財なのか?
どんな変化を起こしたいのか?
何を成功と定義するのか?
目的が明確になったとき、
初めて採用は“戦略”になります。
《今回のポイント》
「グローバルだから」では採用理由にならない
採用前に“期待する変化”を言語化する
採用目的が曖昧だと、優秀な人材ほど力を発揮できない
異文化コミュニケーション研究所(R)は、「国費外国人留学生の紹介」、「グローバル人財の採用・活用に関するコンサルティング」のスペシャリストです。
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