「教えすぎない」ことで、外国人財は伸び始めた
― 高度外国人財の教育・指導における成功事例 ―
ITサービス業を営むC社は、優秀な高度外国人財を採用しました。
専門スキルは高く、仕事への意欲も十分。
しかし、入社当初、現場の上司は悩んでいました。
「どこまで教えればいいのか、分からない」
「日本のやり方を、全部理解してもらう必要があるのでは?」
その結果、C社では
- 細かく指示を出す
- 判断する前に必ず確認させる
- 失敗しないよう、先回りして教える
という、“手取り足取り”の指導が行われていました。
一見、丁寧な教育に見えますが、
外国人社員は次第に自分で考えなくなり、
「指示待ち」の状態に陥ってしまいました。
そこでC社が見直したのが、
**「日本人と同じ育て方をしない」**という方針です。
具体的には、
- 目的とゴールだけを明確に伝える
- 判断プロセスは本人に任せる
- 結果ではなく、考え方をフィードバックする
という形に切り替えました。
すると、高度外国人財は
「任されている」
「信頼されている」
と感じ、自発的に動き始めたのです。
数か月後には、
日本人社員にはなかった視点からの提案が生まれ、
チーム全体のパフォーマンス向上にもつながりました。
C社の人事担当者は、こう語ります。
「教え込むことが教育だと思っていましたが、
“考えさせる余白”こそが、外国人財を伸ばす鍵でした」
《今回のポイント》
- 高度外国人財には「教えすぎない」勇気が必要
- 目的とゴールを示し、プロセスは任せる
- 教育は管理ではなく、信頼のメッセージ
異文化コミュニケーション研究所(R)は、
「国費外国人留学生の紹介」、
「グローバル人財の採用・活用に関するコンサルティング」
のスペシャリストです。