
イジメの構図
世の中のほとんどの人は善人です。しかし、ごく一部の人はその善人に摂りついて
生き血を吸うような生き方をします。
ドラマを見ていると、ただ単にすれ違っただけで、いい加減な理由で、
相手を殴ったり、物を盗んだりする「輩」がいますが、
世の中にはそういう人もいるようです。
そして、こういう暴力行為でなく、SNSの世界ではさらに陰湿なものがあります。
たとえば子供の世界で「〇〇ちゃんが●●君の悪口を言っていた!」と誰か
が言い始めると、それが子供の中でどんどん広がり、また尾ひれが付いていく、
そしていつの間にか誰にも止められないレベルになっている。
また親がその噂に同調すると、更に大きな問題になっていく。
「無実」だったものが、『噂』という「事実」に替わっていく瞬間です。
〇〇ちゃんにとっては、たまったものではありません。
「そんなことはしていない」と言っても、それを証明する手立てがないのです。
まさに悪魔の証明です。
「○○がないことを証明できないなら、○○は存在する」
「△△であることを証明できないなら、△△だ」
無実を証明する手立てがないのです。
人の心は弱いものです。真実は一つだとは思っていても、四方八方から責められると、
心が折れてしまう。
こんな時は、神を信じるしかないのかもしれません。神様は真実を知ってくれているからです。
悪魔の仕業は、そんなに長続きしません。明けない夜はないのですから。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
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