コラム

01.配属先とうまくいかない《2020年》

1.配属先とうまくいかない

将棋の駒に例えてしまうと失礼かもしれませんが、高度外国人財は入社して早々は「桂馬」のような動きをします。新人教育の担当者としては従順な「歩兵」を望むのでしょうが、予想外の動きをします。でも、そこで「君も歩兵のようにしなさい」と指示をしないことです。彼らはとても頭が良いので、直ぐに従順な「歩兵」になってしまうからです。教えた通りの仕事をこなす程度の人財にしておくのはもったいない!

摩訶珍(まかちん)の高度外国人財

是非そんな彼らを使いこなせる日本企業になっていきましょう。

それから採用する際に、あまり甘やかさないことも重要です。優秀な彼ら(彼女ら)は、「できないのは周りの環境が悪いからだ」と平気で言ってきます。英語のマニュアルがないとわからない「会社の準備が足りない」と、こちらがイライラするようなことを言ってくるときがあります。

さて、あなたならどうしますか?

当研究所が、ある会社さまにアドバイスをしたのは「マニュアルを作るのも君の仕事だ」というものです。君の後任が来る前に、完璧な状態で迎え入れたいので、何が足りないのか、何が必要なのかを整理して、マニュアルを作るようにするのです。正解が分かっているような簡単な仕事は君にはもったいない。期待しているよ!君のアドバイザーは〇〇さんだ、アドバイスが必要な時には質問をするように。

いかがですか?