コラム

20.部下に外国人は困る…《2022》

ある会社さんで、部下に外国人を入れるということで大混乱をしたことがありました。

きっかけは、従業員の高年齢化でした。若い人が採用できず、このままでは数年後に会社が回らなくなるという危機感から、社長が英断をしたものです。

しかし危険を伴う職場で、コミュニケーションがきちんと取れないと、それこそ命に係わると、その上司は大反対でした。掴みかかるような勢いで、言い争ったそうです。

最終的には、その上司は「外国人を入れるくらいなら私は辞める!」と言い放ち、結論んは社長に委ねられました。

社長は「外国人の採用」を選択し、上司は退職してしまいました。

そしたら、何が変わったか?

残った従業員たちが、変わったそうです。今までは、辞めた上司と同じ意見だったのが、気が付けば、マニュアルを分かりやすい絵と、簡単な英語で作るようになったそうです。

数年過ぎて、先に入った外国人がリーダーとなって、後から入社した外国人を指導するようになりました。

皆様の会社では、外国人を採用していくことで、どんな問題が噴出するのか、私は分かりません。でも、必ず道はあるのだと思います。