21.給与が高くない…《2022》
お金の魅力は強烈です。誰だってお給料を多く貰いたい。それは自然な欲求です。
しかし、人はそれだけでは動かないことも事実です。
企業がもしも「集金マシン」だとしたら、どうでしょう?
そんな会社のどこに「生きがい」や「やりがい」を見いだすことができるのか?もちろん、投資家で推理を働かせ、他の人を出し抜くというゲーム感覚でお金を増やすことに「楽しみ」を求める人もいるかもしれませんが、そんな人の方が少ないのではないでしょうか?
あなたの会社のミッション
それが何よりも重要です。それはトーナメントのトロフィのように、輝かしく、獲得することが難しいもののはずです。会社はその目的を達成するためにできている。会社はその従業員を大切にし、共に力を合わせて努力する組織であるはずです。
惚れさせる
それができれば、給与などさして大きな問題ではありません。大体、給与は頂くものではなく、共に成果を上げて獲得するものです。成果に応じて、分け前も大きくなるのは当然のことです。つまり、将来の給与は、「己の成果」次第だということです。そのルールを会社が示すことで、ビジネスの戦場で一生懸命働くようになります。(ただ、これは単純な「成果主義」ということではありません。)
時間軸・評価
高度外国人にとって、あなたの会社が最後の会社であるとは限りません。自分の目指す目標が他にあればそちらに進むからです。そんな彼らに重要なことは、日本的な昇進のスピードでは遅すぎるということです。3年で主任、5年で係長、7年で課長等の昇進や、毎年の定時昇給一万円に、ちょっと色が付いているような評価では、彼らは自分を正当に評価してくれたとは思いません。
惚れさせるだけの器量
日本企業に求められるのは、単に給与だけではないことを忘れずに、良い人財を採用してください。