コラム

22.外国人をどう使っていいか…《2021年》

皆さん、遣唐使(遣隋使)ってご存知ですよね。当時の航海技術はまだまだ未熟で、半数が死ぬことを前提にして、倍の人員と船を準備し、国家財政を圧迫するほどの経費を掛けて行いました。もちろん、全員が優秀な人財です。超大国の唐から多くを学ばせてもらうために、献上品も山ほど積んで行きました。

一方で、聖徳太子が、隋に対して

日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや、云々…

と書いて、煬帝を怒らせたという話は有名ですが、対等の関係を築くことで、大国に飲み込まれないようにしようとしたのは、アッパレ!と感じます。

遠い昔から、日本は外国から学び、それを礎としてこの国を発展させてきました。

日本は、敗戦後、驚異的な復興をすることで「世界第二位の経済大国」という称号を得ましたが、それは瞬間風速のようなもので、今は老大国のような状態です。

日本は良い国です。自慢が出来る程、素敵な国だと思いますが、しかし、奢っていては埃が積もるだけです。まずは謙虚になることです。

優秀な才能のある人財を活用する

今の環境を軸にして考えるのではなく、あるべき未来、望むべき未来の視点から考えていけば、今すべきことが見えてくるものです。

未来は、スタートレックのような、ダイバーシティでしかありえないのですから…。

職場の皆さんで、今の仕事をどうするかと考えるのではなく、近未来の仕事はどうあるのだろうか考えながら話し合ってみて下さい。すると、今努力しなければいけないこともわかってきます。大切なのは、皆でそれをイメージできるかどうかです。