コラム

24.母国への寄付金《2021年》

日本の報道は、どうしても日本国内のことに偏っています。それは視聴者である私たちが、海外に対してあまり興味を持っていないからです。視聴者が望むものしか「視聴率」は取れない、特に民放ではそれが顕著です。お笑いやクイズ番組ばかりですからね…。

でも世界中では、多くの問題が噴出していて、先進国の私たちの支援を待っています。

ベトナム戦争の頃は、ジャーナリストが現地でその惨状を報道することでアメリカ国民の『反戦』意識を高めたそうです。
ところが、今は戦場の情報は国家権力で『規制』が掛っています。そのため、遠くからミサイルを落とすとピンポイントでその『施設』が爆破できる…的な、奇麗な報道ばかりです。でも、実際には誤爆も多くあり、さらにその爆弾で多くの人が亡くなっているはずです。
折角インターネットという誰でも情報発信ができるツールを私たちは手に入れているのですから、積極的に発信をしていくことと同時に、世界に目を向けて、外の世界がどうなっているのかもっと意識を持って知る必要があると思います。
ミャンマーの市民たちは、隠れて様々な情報を発信し、世界の国々に助けを求めています。あの乾いた銃声で、血を流している人が大勢います。普通の市民が、普通の生活ができるように何ができるか、それぞれが考えて、ほんの少しでも行動に起こしていけば、必ず変わっていくものだと思います。
皆さまの会社でも、仕事とは直接関係ないことかもしれませんが、是非、一緒に学び、出来ることを実行して欲しいと思います。