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じんざい

部下を経営資源と見ると「じんざい」は4種類あるといいます。

【人財】仕事ができ、人間的に優れ、周りからの信頼も厚く、やる気度も高い。

【人在】仕事はできるが、指示待ち。

【人材】やる気はあるが、スキル(経験)がない。(可能性を秘めている)

【人罪】仕事できず、やる気もない。(存在自体が悪影響)

さて、皆さんの前に座っている人はどの「じんざい」になりまか?そして、会社はアナタのことをどの「じんざい」だと評価しているでしょう?

人は、自分のことを現実よりも高く評価する傾向があるので、たぶんアンケートを取ると、ほとんどの人が自分は『人財』だと答えるのでしょうね。

(笑)

さて事業について考えてみましょう。事業とは、会社の中に存在する4種類の「じんざい」を活用し、準備が十分でない「布陣」をベースに勝ちにいくものだと言えます。つまり、4種類の「じんざい」を、どこに布陣し、どう活用するのかを考えるのがリーダーの仕事ということになります。

どの会社の社長も「うちの会社にはあまり有能な人はいない…」と愚痴をこぼしています。

つまり、この状況は「競争相手」も同じだということです。

どんな会社も、結局、4種類の「じんざい」が存在し、布陣も理想通りになっていないまま戦いに臨んでいると言えるでしょう。

頭脳戦です。リーダーの力が同等なら、後は「運」を引き寄せられるかどうかです。結果は、リーダーの「志」(強いベクトル)次第です。なぜなら【人罪】でさえ、《要》として働く瞬間が、戦場ではありえ、それが勝敗を決めることさえあるからです。

リーダーとは、頭脳や胆力だけではなく、4種類の「じんざい」を活用し、奇跡を導き出せる人でなければなりません。

島崎ふみひこ

異文化コミュニケーション研究所(R)

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