採用維持や凍結、学生は志望業種や企業で明暗-コロナ禍の就活戦線
新型コロナウイルス禍で進む2021年春の就活戦線。過去の就職氷河期に採用を大幅に絞り、即戦力が不足した教訓から採用を維持する企業がある一方で、凍結に踏み切る動きもある。新卒生は志望業種や企業により、それぞれ対応に苦慮している。
リクルートによると、来春の新卒求人倍率(6月調査)はコロナの影響で1.53倍(20年春は1.83倍)に低下した。14年以降で最も低いが、1.23倍(12年)まで落ち込んだリーマンショック後の氷河期の水準は上回った。大きな倍率の低下は流通業など一部にとどまる。