異文化コミュニケーション的交渉術(タモリ)
皆さんも良くご存知の『タモリ』さん、最近はコメディアン的な要素より
も、《ブラタモリ》の聡明な印象が強いのですが、元々は「大人向け」の深
夜番組の色合いが強く、1982年から放映している《タモリ倶楽部》はまさに
彼らしさの出ている「長寿番組」ですよね。
うつろいの激しい芸能界の中で、生き残っているのですから凄いものです。
さて是非、Youtubeで『タモリの7ヶ国語バスガイド』や、『タモリ 四ヶ国語
麻雀』をご覧になって頂きたいのですが、それぞれの言語の特徴を捉えて
「心底笑えます」、でも全く意味不明なのですからね~。(笑)
言葉とは面白いもので、その『語気』で国民性さえも分かります。
『語気が強い言語を話す国の人』は、やはり豪快な性格の人が多く、
『語気が弱い言語を話す国の人』は、物腰が柔らかい性格の人が多いもので
す。
ですから『語気が強い言語を話す国の人』とは、胸をぶつけ合うような交渉
を心掛け、『語気が弱い言語を話す国の人』とは、手を握り合うような交渉
を心掛けると話が進みやすくなります。
一方、『語気が強い言語』だからと言って、圧力を掛けていると勘違いして
はいけません。単に『語気が強い』だけなので、大きな声で鶏が騒いでいる
程度に捉えて、落ち着いて交渉をすれば良く、また逆に『語気が弱い』から
といって、相手を抑え込もうとすると、後で『しっぺ返し』を食らうことに
なります。
是非覚えておいてください。
ちなみに、日本語は他の国の方からどのように聞こえるのかご存知ですか?
「小鳥がささやくような話し方」だそうです。
つまり、日本語は『語気が弱い言語』と言うことになるのでしょう。
(私の、アメリカ人、韓国人、台湾人、ベトナム人、中国人の友人がそう言
っていました。)
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用