コラム

globalforce.link通信 第0100号[2019.8.01.]

グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0100号)

2019.8.01

みなさま、お元気様でございます。(^^)
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。

今回で100回目の「globalforce.link通信」となります。

高度外国人財を採用・活用する企業の皆様にとって、有用な情報をこれからも発信させていただきます。
何卒よろしくお願いします。

長かった梅雨も明け、今年も酷暑の夏がやってきました。こまめな水分補給と休憩を取って、
熱中症にかからないようにご自愛ください。

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■トピックス■

 1.今週のフォーカス「お客様扱いをしてはいけない」

 2.勉強会・セミナー等のご案内

 3.摩訶珍(まかちん)編集後記

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┃1┃今週のフォーカス「お客様扱いをしてはいけない」

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 知人のイギリス人夫婦が、数年前、日本の田園風景を見たいといって、とある田舎で路線バスに乗ったのですが、驚いたことに腰の曲がったおばあちゃんが席を譲ってくれたと話してくれました。

たぶんそのおばあちゃんは、彼らのことを「外国から来たお客様」だと思って、座布団をお客様に譲るのと同じ感覚で席を譲ったのだと思います。このように、外国人慣れしていない日本人にとっては、どうしても外国の人を「お客様」的に扱う癖があるように感じます。

これは企業でも同じ傾向があります。もちろん、言葉のハンディがある外国人と一緒に仕事をする際には、それなりの気を遣う必要はありますが、これ以上にどうも「お客様」扱いしなくてはならないと勘違いしている企業が多いのです。

まず「お客様」というのは、どういう人なのか考えてみましょう。

この場合の対義語は「家族・仲間」になります。つまりその視点で考えると「お客様」とは《部外者》となります。

《部外者》に対して、私たちは距離を置きます。信用してよいのか、安心してよいのか、不安な気持ちも出てきます。

もちろん、会社で採用したのですから本来は初めから《仲間》なのですが、外国からの人の場合、経験値がほとんどないため、私たち日本人は無意識に「川の向こう岸とこっち」のような関係を作ってしまいます。

同じ組織の中で、そのような人間関係があることには問題があります。

そのため、その川を越えるために無意識に「橋」を掛けようとして、余計にケアーをしてしまったり、特別扱いをしてしまいます。

この「川の向こう岸とこっち」のような意識は、簡単に変えることはできませんが、そういう傾向があることを私たち自身で認識しておくことが大切です。

外国人従業員には、当初、日本人の3倍の時間を掛けて説明する必要はありますが、特に外国人だからということで「お客様」扱いをしないこと。なぜなら「川の向こう岸とこっち」のような意識は、時間と共に消えていきますが、実は「橋」だけが残るのです。

ただ外国人従業員が入ることで、たくさんの「気づき」を得ることができます。

彼らのためというのではなく、日本人従業員のためにも改善を検討した方が良いことが浮き彫りになってきます。

その改善を施すことによって、良い人材を採用できるようになったり、退職者を減らすことができたりするものです。これも、外国人を活用する際のメリットです。

外国人も快適に仕事ができる「日本企業」へ、進化を続けていきましょう!

ちなみに、アメリカ人は、よく自宅でたくさんの人をよんでパーティーを開きます。飲み物や食べ物が足りなくなると、ホストは「冷蔵庫に入っているわ!」と伝え、ゲストはなんの躊躇もなく他人の冷蔵庫を開きます。

これは、日本では絶対にありえません!

冷蔵庫の中を見られるのを日本人はとても嫌がります。冷蔵庫の中を見られるのは、隠したものを見られるのと同じ感覚のようです。実生活レベルが暴露されてしまうと感じたり、片付いていないことが恥ずかしいと思ったり…。

「本音と建て前」と同じように、私たち日本人の文化は、中と外、区別の文化なのだと知るべきですし、それと同時に、アメリカ人のように「お客様扱い」しない《お客様》との接し方が常識だと考える人たちがいるということを知っておくことです。

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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]

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(1)《globalforce circleセミナー》のご案内

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次回の第18回勉強会は、 2019.10.24(木)  14:00~16:00 を予定しております。
主題については、9月頃ご案内いたしますので、予定の確保をお願いいたします。

また現在、異文化コミュニケーション研究所では、外国人とのコミュニケーションが向上する
プラクティカルなセミナーを検討しております。

詳細が決まりましたら、別途ご連絡をいたしますので、楽しみにお待ちください。

(2)《neoGET TOGETHER》のご案内
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日本で働く意志とやる気のある《優秀な》留学生と、ガチでコミュニケーションが取れる
就活・採用イベント《neoGET TOGETHER》は、毎回企業さまにも、留学生たちからも好評を
頂いております。

新人教育の最中でまだまだお忙しいことかと思いますが、次回は

 第六回 2019. 9.26.(木) 16:00~19:00

です。

== <今後の予定> ==================================

 第七回 2019.11.28.(木) 16:00~19:00

ご案内は適宜して参りますので、予定の確保をお願いします。
皆さまからの、お問い合わせをお待ちしております。

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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記

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 前回、《盛和塾》のことを書きましたが、実は私はそんなに良い塾生ではありませんでした。

稲盛塾長がおっしゃっていることは『当たり前なこと』ばかりで、何も実践していないのに心のどこかでバカにしていたのかもしれません。

また、同じ塾生で成功している人に対し、知らず知らずのうちに「妬み」を持ち、同時に、自分の出来の悪さに目を背けていたようです。

ちょうど最後の世界大会の前、私は「万策尽きた、もう何をしたら良いかわからない…」と感じていたのですが、吸い込まれるように稲盛塾長の本やCDを手に取り、学んでいる自分がいました。

そこで語られている言葉を真剣に聞いていると、やるべきことが浮き彫りになってきたように感じとても驚いています。

思いは必ず実現する

やっと、その意味を理解できたような気がしています。

 

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  異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
  『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
 〜 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く 〜
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■□    **** 異文化コミュニケーション研究所(R) **** 
■□   〜 日本を世界中の優秀な人財が活躍する国にする 〜
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■□ 企業の生き残り・革新のために、『人財の多様性』は不可欠です。
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■□ 弊社は、白羽の矢を立てるべきは「外国人留学生」だと考えます。
■□ 日本語が使え、日本文化に造詣がある「優秀な留学生」が日本には
■□ たくさんいます。そして、彼らは日本で働きたいと思っています。
■□
■□ 多様な異文化視点を持つglobalforce(高度外国人財)を活用する
■□ ことで、「新たな価値の創造」につなげることができます。
■□ ”globalforce”は企業にとって貴重な人財です。
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■□ しかし、多様性を受け入れることはチャレンジングなことです。
■□ 一筋縄ではいかない。障害物競走のように、いくつもハードルを超
■□ えて行かなけばなりません。当研究所は、採用から活用に至るまで
■□ 企業のチャレンジをお手伝い致します。


※本メールは、当研究所関係者と名刺交換をさせて頂いた方、
セミナー等にご参加頂いた方々等、ご縁を頂いた方々にお送り
致しております。

 いつもありがとうございます。


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┘    代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ

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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)