globalforce.link通信 第0044号 [2016.8.29.]
グローバルフォース・ドット・リンク通信
(第0044号)
2016.8.29.
お元気様でございます。
異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。
先週の金曜日の夜から偏頭痛がおこり、翌日の土曜日も痛みが消えず一日床に
伏せってしまい、日曜日に少々朦朧としながら起き上りました。
巨大な台風10号が近づいてきていることもあり、畑作業をしなくてはならず、
少々無理をして畑に行きました。
すると、不思議なことに土を触り始めたら、元気になってきたのです。
私の友人が話してくれたのですが、「世の中にある抗生物質のほとんどは、土
の中から発見された」ということを思い出し、自然の恵みに改めて感謝してし
まいました。
台風、大したことがなければ良いですよね。
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■トピックス■
1.今週のフォーカス「ハブとマングース」
2.勉強会・セミナー等のご案内
3.摩訶珍(まかちん)編集後記
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┃1┃今週のフォーカス「ハブとマングース」
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沖縄には猛毒の蛇「ハブ」がいます。それを退治するために明治時代、東大
の先生がマングースに注目、ハブと戦わせる実験を行ったそうです。マングー
スはハブにかまれても死ぬことはなく、最後はハブの頭に食いついて、見事に
しとめたことで、ハブ退治として沖縄本島に導入されました。
結果は惨めなもので、肝心のハブは食べず、ニワトリやアヒル、野鳥などを
襲いながら次第に数を増やしていっしまい。そして、ついに沖縄にしかいない
貴重な生き物・ヤンバルクイナが生息する森林地帯にまで範囲を広げたのだそ
うです。
当研究所は「日本を世界中の優秀な人財が活躍する国にする」ことを掲げて
事業を展開していますが、人口減少のために移民を入れるという安易な発想を
しているのではありません。多様性を受け入れて、日本企業がより変化に適応
し、世界に寄与することを目指しています。
ところが多くの企業が、以前のように優秀な日本人が取れないから、外国人
を採用するという意識で当社に相談に来られますが、それはとても危険です。
外国人をマングースだというのではありませんが、単に「人手不足」というこ
とで、安直に外国人に頼ってしまうと、島国で育まれた日本の企業文化を崩壊
させてしまう危険性を秘めています。
優秀な人財を世界から集めて、日本の企業で活躍してもらうためには、まず
企業が準備をすること。そして、彼らをよく理解すること。さらに、日本の誇
るべき文化を彼らに伝えて世界平和に寄与する意識を持つことをしなくてはな
りません。
大げさな表現かもしれませんが、特に中小企業の場合には外国人従業員が
「日本の企業で働いて良かった!」と末代まで語り継いでくれるように、受け
入れる企業は準備する必要があります。(「待遇」をよくするという意味では
ありません)
まずは少人数を採用し、何回か失敗をして、時間をかけてノウハウを積み上
げて下さい。
また高度外国人の採用で失敗するケースで最も多いのは「N1」神話です。
日本語ができれば、優秀で会社に寄与する人だと勘違いしている。外国人をマ
ングースに比喩してしまい申し訳ありませんが、異文化人であることは事実で
す。私たちが、彼らに日本の文化をしっかり伝える意識がなければ、沖縄のマ
ングースと同じことに成りかねない。
でも、沖縄でもマングースは何も悪くはありません。安易に連れてきた人が
悪いのです。
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┃2┃勉強会・セミナー等のご案内 [事前申し込み要]
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(1)外国人留学生向け
【勉強会】声に出す日本語 ★無料★
外国人留学生の日本語力アップのために『声に出して』読む
日本語の勉強会です。企業で働くためのレベルを、楽しく学んで頂きたいと
思います。無料です!(^^)
次回は2回目の勉強会です。8月は夏休みだったため実施しませんでした
が、次回は多くの留学生に集まって学んでもらいたいと思います。
2016年9月13日(火) 19:00 ~ 20:30
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-13-6
(横浜ファッションデザイン専門学校 2号館)
最寄駅:JR鶴見駅、京急鶴見駅
ちなみに外国人留学生に内定を出した企業がいらっしゃいましたら、
その内定者にレベルアップのために参加させることでもOKです。一人でも
多くの外国人留学生に日本語力をアップしてもらいたいと思います。
(2)企業・学校関係の皆さま向け
第六回 globalforce circle勉強会は、下記のタイトルを予定しており
ます。
【高度外国人(globalforce)採用ための – 成功するインターンシップ】
2016年9月29日(木) 14:00-16:00
場所:星陵会館(東京都千代田区永田町2丁目16-2)
http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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┃3┃摩訶珍(まかちん)編集後記
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当研究所のイギリス人スタッフと話すと、別の視点からの考えや情報を得る
ことができます。
まさに多様性の賜物です。
先日、イギリスとアメリカの関係について話をしてくれたのですが、第二次
世界大戦の際に、イギリスは膨大な武器弾薬を「同盟国」のアメリカから購入
したそうで、その完済が十数年前にやっと終わったのだと話してくれました。
戦争はもっとも儲かるビジネスなのでしょう。「同盟国」はよき商売相手な
のですから。(f^^;)
戦争には、さまざまな側面と「裏」があるということでしょう。
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異文化コミュニケーション研究所(R)のミッション
『日本を、世界中の優秀な人財が活躍する国にする』
~ 多様性のあるglobalforce(高度外国人)を活躍へ導く ~
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┘┘┘┘┘異文化コミュニケーション研究所(R) (iCCC)
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┘┘ Tel:045-307-8248(代) FAX:045-461-1577
┘ 代表取締役社長 所長 島崎ふみひこ
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(当研究所は、株式会社フィギュアネットの事業部です。)