コラム

globalforce.link通信 第0114号「漢字対策」

お元気様でございます。(^^)異文化コミュニケーション研究所(R)所長の島崎です。
今回からWEBメール形式でお送りいたします。

 TOPICS 

                   1.今週のフォーカス「漢字対策」

                   2.セミナー・イベント等のご案内

                   3.摩訶珍(まかちん)編集後記 

今週のフォーカス

漢字対策

この文字をなんと読みますか?

そら?
くう?
から?
あ(く)?
むな(しい)?

一つの文字で、その使用場面で、全く読み方が違ってくるのが漢字です。

先日、横浜駅西口の地下街にあるレストランの空き状況のボードを見たら、「空」という文字がずらずらと表示されていました。漢字を学び始めた外国人が見たら、なんですべてのレストランが「そら」なのだろう?と思うかもしれないな~と思ってしまいました。

それに、漢字一文字を読むときも、心の状態によって読み方が変わるのでは?
とも感じました。

元気の良いときには「そら」と読み、青空に真っ白な雲が流れている空をイメージし、失恋して暗い気持ちのときには「むなしい」と読んでしまい、熱燗の口を下からのぞき込むときには「から」と読んでしまう。

表意文字って、心も表すものです。

日本の大学で学んだ非常に優秀な外国人留学生にとっても、この漢字と言う表記方式はとても難しいようです。一度ある留学生に、「日本はなんでこんなややこしい漢字を使うんですか?ケースバイケースで読み方が違うなんで、海外の人にとっては本当に意味が分からない!」と逆切れさえされたことがあります。

日本語で難しいのは漢字です。私たちビジネスマンも、最近ほとんど文字を書くという行為をしていないため、久々にペンを使って書き始めると恥ずかしいくらい漢字が書けなくなっています。日本人でさえそんなレベルですから外国人に漢字の読み書きをさせることはかなり難しいものです。

以前、横山ノック氏が大阪府知事だった時、官僚の作ってくる文章にあった「ある漢字」が読めなかったというエピソードがありました。困ったのは官僚です、どの漢字が読めて、どれが読めないのか分からないのですから結果的にすべての漢字にルビを付けるようになったと聞いたことがあります。
(事実の程は分かりませんが(笑))

外国人従業員に対して、聞く、話すのコミュニケーション能力をアップするコストと時間を会社は掛けなければなりませんが、書類上の漢字に関してはルビを付けることもアリだと思いませんか?デジタル状態の文章は、そのままgoogle翻訳に突っ込めば、かなり精度の高い翻訳をしてくれるので、漢字の煩わしさはありませんが、さすがに紙に書かれているものは漢字が読めないとどうしようもありません。

でも、勘違いしてほしくないのは、日本語だから、漢字だからコミュニケーションが
難しいのではないということです。

多くの日本企業は、組織として能力のある人財に対して明確なミッションを与えることができず、その結果を評価することができないことが日本企業のコミュニケーションの最大の課題であることを忘れないでください。

セミナー・イベント等のご案内

1. Zoom! 第8回 neoGET TOGETHER 《Online Recruitment Event》

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日時 : 7月16日(木)  16:00 – 19:00

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■ 新スタイルの 《neoGET TOGETHER

 パーティー形式のneoGet Togetherは、企業からも留学生からも大好評のリクルートイベントです。当研究所が選りすぐった優秀な留学生だけを集め、今まで多く留学生と企業との『出会い』を生んできました。リラックスした雰囲気でゆっくりとコミュニケーションを取ることができ、またワークショップで人柄や能力を見ることができると、参加企業の皆さまから大変喜ばれております。

 今回は新型コロナウィルスの感染予防のため、会場を『オンライン』にしました。新しいスタイルのneoGet Togetherです。Zoomを使ったコミュニケーションはリアルよりも相手の表情をつぶさに見ることができるため、新たなリクルート・イベントとして定着する可能性を秘めています。世界中のどこからでも参加できるメリットは、国内外の優秀な学生たちとの出会いを増やすことさえできます。さあ、新たなチャレンジへ!

■ 特徴

 1.当研究所が選りすぐった留学生ばかりが参加します。
  じっくりコミュニケーションが取れる20名程の留学生に限定。
  日本語が堪能な留学生も多数います。

 2.どこからでも参加可能なオンライン・イベントのため、忙しい留学生たちも、
  研究室からなら参加できます。コロナのため帰国できない留学生も参加予定。

 3.オンラインでも、全員・少数・一対一と、さまざまなコミュニケーション
  スタイルを当研究所がアシスト致します。

 4.「オンライン・ワークショップ」では、留学生たちのコミュニケーションを
  間近に見ることができます。学生たちの性格やコミュニケーション力をリアル
  に確認出来ます。

先着順。お申込みは今すぐ!

編集後記

アメリカのある州では、新型コロナウィルス感染症の蔓延を防ぐために、公共の場でマスクをすることを義務付ける法律を作ろうとしているらしいのですが、それに対して「空気をする権利を阻害するのか?」といった反対意見を述べる人がいるそうです。

マスクは感染をしないという意味合いだけでなく、人に移さないという意味合いがある訳ですから、他人を思いやる気持ちがあれば、そんな意見を述べないだろうに……、と思ってしまいましたが、自由に発言することができるのが民主主義です。

大切なことは、自分の意志をしっかり持ち、発言をすることと同時に、相手の意見もきちんと聞き、必要に応じて反省することなのでしょう。

私たち日本人は、自分の意志は心の奥底に持っていても、それを発言することが出来ず、どうしても声の大きな人になびいてしまう傾向があります。それは国際社会ではハンディになってしまいます。まずは勇気をもって自分の意見を言う。反対意見があるに違いないなんて、躊躇をしない。

国際社会の流儀を私たちは知る必要があると思います。

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法務省が作成した《人権啓発ビデオ》です。従業員教育にも活用できるので是非ご覧になってみて下さい。人は、易きに流れやすいものです。継続して学ぶことが大切です。

「外国人と人権 ~違いを認め,共に生きる~」

【オープニング】(字幕あり)
https://www.youtube.com/watch?v=-aH_gWsuUEA


【ドラマ 家庭・地域で見られる偏見や差別】(字幕あり)
https://www.youtube.com/watch?v=quDjCcdLqkw


【ドラマ 職場で見られる偏見や差別】(字幕あり)
https://www.youtube.com/watch?v=GijRzOyh1U4


【ドラマ ヘイトスピーチ】(字幕あり)
https://www.youtube.com/watch?v=pdGUiqaPu2Y


【解説 多文化共生社会をめざして】(字幕あり)
https://www.youtube.com/watch?v=iVAH8JfTkAM


   

■ 異文化コミュニケーション研究所(R)からのメッセージ

 企業の生き残り・革新のために『人財の多様性』は不可欠です。わたしたちは白羽の矢を立てるべきは「外国人留学生」だと考えます。日本語が使え、日本文化に造詣がある「優秀な留学生」が日本にはたくさんいます。そして、彼らは日本で働きたいと思っています。多様な異文化視点を持つglobalforce(高度外国人財)を活用することで「新たな価値の創造」につなげることができます。

 企業にとって”globalforce“は貴重な人財です。しかし、多様性を受け入れることはチャレンジングなことでもあります、一筋縄ではいかない。障害物競走のようにいくつもハードルを超えて進まなけばなりません。でも安心してください。当研究所が、企業の”globalforce“の採用・活用のチャレンジをサポートします。

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※本メールは、当研究所関係者と名刺交換をさせて頂いた方、セミナー等にご参加頂いた方、ご縁を頂いた方にお送り致しております。