コラム

19.想像できますか?その不安《2022》

日本以外の国で就職活動をした経験のある日本人は、極わずかだと思います。

大半の人は、日本国内でしか働いた経験がありません。

イメージして下さい。アナタが他の国の企業で採用面接を受けるということを。

どんな質問が来るか分かりません。大体、質問の意味が理解できるか、質問が分かっても、きちんと返事ができるか、…。

不安になりませんか?そうです、外国人が日本で働くときも全く同じです。

人は緊張すると、普段の力が出せなくなります。場合によっては、自分の名前さえきちんと言えない程です。でも、それは「採用面接」という特殊な環境だからです。

日本企業は、履歴書の内容よりも、面接での印象を優先する傾向があります。それでは、本質が見れません。是非、履歴書をしっかり確認下さい。そして、履歴書に書かれている内容について質問をしてください。自分がしてきたこと、自分がアピールしたいことが履歴書には書かれているので、緊張の呪縛から解き放たれることでしょう。

一番いけないのは、中途半端に日本語が話せる外国人です。注意してください。話せるからといって、仕事に通用するレベルの日本語が使えるかどうかは分かりません。その上、日本語ができるからといって、能力が高いということとは繋がりません。

でも、多いんですよね。それを誤解して採用した結果、後ろ足で砂を掛けられる日本企業さんが…。

緊張する外国人が面接に来たら、是非このことを思い出してください。