note

「評価基準を“見える化”しただけで、外国人財は定着した」

― 高度外国人財の評価制度を見直した企業の成功事例 ―

海外展開を加速させていたE社は、複数名の高度外国人財を採用していました。
業務成果は決して悪くない。
しかし、人事部にはこんな悩みが寄せられていました。

「評価面談のたびに、不満そうな表情をされる」
「評価結果に納得していないように見える」

実際に話を聞くと、外国人社員の多くがこう感じていました。
「何をどこまでやれば、高評価になるのか分からない」
「成果以外に、何を見られているのか不透明だ」

E社の評価制度は、日本人社員向けに長年運用されてきたもの。
評価シートは存在するものの、

  • 行動評価の意味
  • 期待されるプロセス
  • 評価が昇給・昇格にどう影響するのか

が、明確に説明されていませんでした。

そこでE社が行ったのは、大きな制度改革ではありません。
評価基準を“外国人財にも分かる形”で整理し、共有しただけでした。

具体的には、

  • 成果評価と行動評価を分けて説明
  • 「主体性」「協調性」などの評価項目を具体行動に落とし込む
  • 評価面談で、次に求める行動を必ず言語化する

これにより、外国人社員は
「何を目指せばいいのか」
「どう成長すれば評価されるのか」
を明確に理解できるようになりました。

結果として、

  • 評価面談での不満が減少
  • 自律的な行動が増加
  • 外国人財の定着率が向上

という、目に見える成果が生まれたのです。

E社の人事責任者はこう語ります。
「評価制度を変えたというより、
“評価の考え方を共有した”ことが成功の要因でした」


《今回のポイント》

  • 評価制度は「透明性」があってこそ機能する
  • 外国人財には、評価基準の“翻訳”が必要
  • 面談では、次に求める行動まで言語化する

異文化コミュニケーション研究所(R)は、「国費外国人留学生の紹介」、「グローバル人財の採用・活用に関するコンサルティング」のスペシャリストです。

#高度外国人材 #評価制度 #人事評価 #外国人採用 #グローバル人材活用