コラム

第65話 恋愛

さて、今回はちょっと大人の話しをしよう。

未成年の諸君はちょっと読みずらいかもしれないが、十代後半から20代の人が留学すれば、どうしたって「恋愛感情」がでてくるのはあたり前なのだから、肩肘張らずに読んでほしい。

アメリカの避妊方法は、一般的にピルとコンドームが上げられる。
日本でもピルが解禁されると以前ニュースで見た記憶があるが、まだまだポピュラーにはなっていないようだ。アメリカでは高校の医務室でもくれると同級生の女の子が言っていたくらい、ピルが一般化しているみたいだ。

しかし、1970年代のフリーセックス的な発想から、1980年代に突如現れたAIDSによって、そんな浮かれた気分がかなり払拭されてきたのも事実。

….とは言っても、やっぱり日本に比べるとかなり性に関しては開放的な文化であることは変わりがないように思う。

ちなみに、日本では田舎の国道沿いを車で走ると、必ずといっていいほどラブホテル群が見えるが、アメリカではそんな「きらびやかな施設」はない。たしかに、インターチェンジ毎にモーテルはある
が、それは単に「車で行ける安いホテル」だ。けしてあからさまに恋人同士が密会する場所ではない。

それじゃ、恋人たちはどこで、その密会をするのかというと、ほとんどが自宅。それから、聞いたところによると、かなりの人がLostVirginは湖のほとりだと言っていた。これも、アメリカらしい。

多分、皇居のお堀を「その場所」に選ぶ日本人は絶対にいないと思うから、まったく文化の違いとは恐ろしい。 (^_^;)

だから、その気があれば別だが、女性は湖へデートに誘われたら心して行く方がいい。

また、これも文化なのだと思うのだが、自分の部屋で彼女をベットに誘うときは決まってワンパターンらしい。

何人かの女性のインタビュー (^_^;)によると、

1)自分の部屋に誘う
2)ゆったりとした音楽をかける
3)ダンスをしようと誘う
4)部屋の電気を少し暗くする
5)雰囲気をかもし出して何気なくベットに誘う
….のだそうだ。

私の知っている気の強い女の子は、5)に行った途端にその男の横っ面を「引っ叩いた」といっていたから、まだ『大和撫子』ここにあり!なのだろう。  (^^;)

ただ、残念なことにアメリカ人曰く。
『日本人の女性は、絶対にヤレル!』…..との発言を何度か耳にしているので、女性の諸君!愛のないセックスは絶対に辞めよう!

もしもするのなら、逆に『アメリカ人の男は、すぐに私の手玉に乗るのよね!』….というくらいの肝っ玉を持ってほしいと思う。

さて、日本ではデートでどこかに行くとき男が金を出すのが一般的なようだが、アメリカではそんなことはない。ほとんどが、「割り勘」だ。極端な場合、経済力が女性にあれば男は「ヒモ」状態であっても平気なようである。

マ~「持っている者が払う」というこれもアメリカ的発想なのかもしれないが、この点も日本人の女性は気をつけよう。

どうしてかというと、「お金を払ってもらう事」イコール、私は「あなたの女」という意味にとる傾向があるというからだ。

私の友人(日本人)が、クラスメートの女の子を映画に誘ったとき、その女の子の分の映画の切符を買おうとしたら、とても強烈に拒否されたことがあった。彼女によると、「私はあなたの女ではないから….」。と言ったらしいが、厳格に考える人は考えるものである。

日本人であろうが、アメリカ人であろうが、良い人間は良いし、悪い人間は悪い。だから、留学先で『運命の出会い』があるかもしれない。留学中に恋愛が生まれて、結婚したとしてもそれはきっと神様のくれたプレゼントと思っていいと思う。

良い恋愛はたくさんした方が良いが、留学生の本分だけは忘れないでほしい。せっかく勉強できる素晴らしい機会なのだからね。

それじゃ!

[2001年2月8日発行]